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2011/12/02(金)
こころよし枯れたよもぎに火に煙
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母はよく乾かしたよもぎをもぐさ代わりにしてわたしに火を点けろと言い、火を点けると「あ〜あ〜、いい気持ちだ」と言っていたが、今朝寝ざめる前に縄ないの内職を終えた夜遅くのそんな光景を夢に見た。思い返せば、母はわたしを使うのが上手かった。面白くない顔をするときは「あんた、お兄ちゃんでしょ」と言ったが、わたしにはその一言は嫌だった。だが逆らえなかった。でも母はわたしを愛してくれた。また、よくお尻をぶたれた。その理由を「お尻はいいが、他の場所は傷つけるからだめ」とわたしに言いながら自分に言い聞かせていたようだった。涙しながら叩かれるのにはいつも閉口したものだ。しかし、最近は母と子の関係が変わってきているようだ。児童虐待がひんぱんに起きているが、岡山市内でもつい最近長女を監禁致死させた母親に懲役3年6月の判決が言い渡された。この事件に係る岡山市の対応はよくなかったとわたしは思っている。11月議会で高谷市長が「子どもの命を守るという原点に立ち返り、行政対応をしっかり検討」と所信を表明されたようだが、言葉だけのような気がしてならない。市議会でそれこそしっかりと議論してほしいものだ。
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