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2011/11/28(月)
落ち葉して裸なれどもデンと立ち
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銀杏の樹がすっかり葉を落とし、裸木となって空を見上げ、冬に備えていた。人も裸になって冬備えをしなければならない時がある。大阪市長選と大阪府知事選のダブル選の投開票が昨日おこなわれ、その結果「大阪維新の会」代表・橋下徹氏が大阪市長に、知事選も同会幹事長の橋下氏の側近である元府議松井一郎氏が府知事に大差で当選した。大阪府民は何を望んだのか。変化なのかそれとも自民、民主、公明、共産への反発なのか。未だ定かではないが、既成政党に痛撃を与えたことは確かだ。ここで身につけていたものを一度脱ぎ、裸になってよく考え、再起を図るべきではないかと思う。今日は曇り空。見上げれば一面銀の空。震災復興や原発事故に経済の落ち込み、就業難、中流階層の没落等々、「大企業栄えて民滅ぶ」状況のなかで国民は確かに政治に倦んでいる。どうすればいいのか?この府民の選択は方向性の模索の中での迷い道のような気がしてならない。どこへ向かうべきか?青写真が示されない、見えない中での「維新?」の選択。国民の心の洗濯も必要であろうと思われる。
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