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2011/10/21(金)
柿の実を一つ残して百舌の声
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9月尽とは陰暦の9月の終わりのことであるが、もう新暦の10月の終わりであり、秋の深まりとともに初冬を感じるようになった。柿の木もその紅き実を空に一つあずけて冷たくなった風をやり過ごしている。そんな2011年の秋の日にリビアではカダフィ大佐が死亡し、国民評議会が全土制圧したと報じられた。これからまた混沌とした政治体制にならなければいいがと願う。福島原発事故では除染した廃棄物を3年仮置きし、その後の中間貯蔵は数十年に及ぶとの環境省の方針が明らかになった。除染活動で剥ぎ取った放射性物質を含んだ土壌・廃棄物を当面仮置きし、その後穴を掘って廃棄物を入れて蓋をするという。これが中間貯蔵であり、その後数十年かけて福島の核廃棄物を福島県外に移設貯蔵するというものだが、受け入れ自治体があるかどうか。結局これも金次第となるのだろうか。金(税金)をやるから受けてくれないか!ということになるのだろうが、今はまずい!ということもあるのだろう。除染費用は当面1兆2千億円程度で、中間貯蔵費用も含めれば5兆円を超えるとのこと。なぜ?国民負担?と思わざるをえない。今年からの日本人の冬は殊に寒くなりそうだ。
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