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2011/10/11(火)
縄張りて獲物待つ蜘蛛秋思せり
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蜘蛛が糸を吐き、縄張りをつくる。そして、じっと獲物を待つ。時おりわたしに縄張りを壊される。意図せず蜘蛛の巣を壊したわたしは嫌嫌ながら纏わりつく糸を払い、取り除く。あの瞬間の嫌な思いは蜘蛛とて同じかと今思う。しかし、人間界には不思議な縄張りがあるものだ。電気を売って利益をあげる独占企業。福島第一原発で放射性物質を垂れ流したまま未だに解決できないでいる。わたしたちが死んでもなおかつ未解決のままの原発事故。これほどの大事故を起こしながら国民の税で除染など後始末を行いながら倒産もせず縄張りが残される?社長も役員も責任をとらない。普通の会社の社長なら倒産し、私財を整理して負債の返済にあてるはずだ。これに憤りを覚えない報道各社はどうかしている。そして、若い人たちも。日本はなんだか変だ。
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