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2006/11/20(月)
サトイモ泥棒
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市で使い込みがあった。私的流用額は全額もどしたが、懲戒処分となった。気の毒といえば、気の毒である。あたり前といえば、あたり前であるが、なんとなくしっくりしない。このギスギスした世の中はなんとかならないものか。その昔、母がわたしに伝えた話に「サトイモ泥棒」というのがあった。ある朝、畑に行くと、畑に紙切れが置いてあったそうな。それには、「子はそれぞれに始末した。親を頼む」と書いてあったそうな。サトイモの親は要らないものだ。だが、母は警察にも届けず、「あはははは」と笑っていた。それほど豊かでもなかった母の時代の人たちの心の豊かさだったのだろうか。
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