たばたけんじの日記 (田畑 賢司)
元 岡山市議会議員 田畑けんじ の日々思うこと…
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2006/10/10(火) 水汲み
子どもの頃、辛い仕事の一つが水汲みだった。小学校1年生の頃からやっていた。やらされていた、と言いたいところだが、それはおこがましい気がする。今のぼくの忍耐力の源泉だと思うから、なお、そういう気がする。井戸から水を汲んで、炊事用とお風呂用と両方はしんどかった。でも、「水は貴重品だからあんたにお願いするのよ」という母の言葉にだまされていたという気もする。毎日、毎日ではなかったもののきつかった。だが、井戸に瓜やスイカを冷やしているときなどは、「ラッキー」と思ったものだった。瓜などはパクリだ。鼻の下を手の表でこすって「へへん。遊びに行こっと」とドロン。じゃあ、またね!

2006/10/05(木) 塩昆布
学校から帰って、石段を駆け上がり、家の中にかばんを投げ込むと遊びに行く。ひとしきりチャンバラごっこをしてから、家に駆け込むと、一瞬真っ暗闇になる。昼の明るさの中から、家の中の暗がりに入ると目が慣れるまでそろそろ歩く。台所に行くと塩昆布が置いてある。それをご飯にのせて、水をかけて、水づけを食らう。まさに「食らう」という感じの記憶が残っている。その塩昆布の水づけを食らうとまた遊びに出かける。裏山の桐の木に登って遠くを見るとなんとなく安心できる居心地のよさがあった。こんな自然のもつ安らぎを奪ったのはわれわれ大人の責任ではないかという気がする。特に政権与党の自民さん、公明さん、の責任が大きいでしょ。よろしくおたのもうします。

2006/10/04(水) 玉子焼き
玉子焼きって旨いよなあ。ぼくはダシ巻きが好きだ。ダシ巻きは父が得意だった。船乗りだった父がどこで覚えたのか、なかなかの腕だった。ぼくの得意は目玉焼きだ。目玉焼きには火加減が一番だと思っている。焼けたフライパンに油をひいて卵を落とす。適当なところで水を少し入れて蓋をすればいい具合に黄身の上の薄い白身が透明から白く幕を張る。食べるとき、もう一度、箸で白い幕を破り、黄身をだすあの瞬間が好きだ。そして、このごろ食べることにこだわることはいいことだと思えてきた。だって、食べることにこだわれば、農薬づけの食材が気になるだろ。そうでなきゃ、日本の食糧自主権なんて考える気にさえならないだろ。

2006/10/03(火) トリスキ
今日のようにお天気がよい秋晴れの日だったと記憶している。茶屋町から、玉野からなど母の姉妹たちが妹尾のわが家へやってきた。おじいさんがいがぐり頭をなでながら、首をひねって、「なんにもねえのお」と言って、家をでた。それからしばらく、ぼくは従兄弟たちと外で大遊びして帰ったところ、すき焼きのいい匂いがした。それは鶏肉のすき焼きだった。みんなでわいわい食べた。ほんとうに美味しかった。翌朝、鶏の声がしない。「どうしたんだろう?」トリ小屋に行ってみると、最近1ヶ月ほど卵の味を楽しませてくれた鶏がいない。寝ていた弟を起こしてそのことを話した。弟は飛び起きた。弟が面倒を見ていた鶏だった。おじいさんに言うと、昨日食べた奴だという。弟は泣き出した。おじいさんは「美味しくいただけたのだから鶏も成仏するだろう」と言った。弟は承知しなかった。そして、それ以来、鶏を口にしなくなった。わたしは「なんまんだぶ」と言って食べている。ぼくという奴は人さまの命をいただいて生きている不埒な奴だ!

2006/10/02(月) 肉の味が腹にしみた!
卵もおいしかったが、一年に一度あるかなしかのすき焼きの肉の味が腹にしみたよなあ。おいしかったなあ。すき焼きといったって鍋にわずかの肉を入れただけのもの。ただし、野菜たっぷりだったよなあ。なんでも放り込んでたよなあ。すき焼きの日は大変だった。姉とすくない肉の奪い合いのバトルだった。目が近い姉が鍋の上に顔を伏せる。そうすると、箸が入れられない。「どけろよ」というと、「なによ。まちやがれ」とくる。「どけろよ」と頭を手で押すと、ケンカになった。すると、母が、「出て行きなさい!」と二人とも表に放り出された。そして、家のなかでみんなおいしそうに食べている匂いをかぎながら、また外でケンカしてたよなあ。「ケンカしたもの結局食えず」の教訓が60歳を過ぎてもまだいかせない自分がここにいる。


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