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2006/08/12(土)
厳しい敗戦
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今までの敗戦とは違った。
川勝新監督になって期間は短かったが、引き分けたり、負けたりと次につながる光は、わずかながら見えていた。 しかし今回の敗戦は、非常に厳しく感じた。 確かに、誠史、アレックス、金古がいなかったわけだけど、勢いのある大分相手に即席の3-5-2が通用するはずがなかったし、行き当たりばったりの北斗のトップ下も機能しなかった。 いずれにしてもサポーターが失望した試合だったわけで、かなりのフラストレーションと不安だけが残った。
大分を見て感じたことは、フロントのビジョンの差。 元々アビスパとの資金力は、かなりの差があった。 お金がないから自前の選手を育成するしか方法はなくて、時間を掛けて選手を育てて、大分ユース出身の選手たちが今日の試合でも活躍していた。 ユースの力の差も、以前はアビスパの方が強かったが、最近では大分の下部組織もアビスパよりも強い時もある。 大分のフロントは、ビジョンも一貫していたし、ぶれることはなかった。時間は少し掛かったが、今では着々と力をつけてきている。 8/7の日記にも書いたけど、大分同様資金力がないクラブは、自前の選手を育てるしか方法はない。 要するに、サテライトと下部組織の強化は必然である。 バロン加入からの活躍を見ているが、正直厳しいと感じている。活躍してくれるに越したことはない。 いくら監督を変えてもフロントが変わらなければ、何も変わらないし、同じことの繰り返しである。 その件は、何回も同じ内容のことを書いてきたけど、昨日の敗戦は、自分も含めてアビスパ福岡に携わる人たちすべてが恥をかき、厳しい現実を突きつける警告だったと受け止めている。
今年、J1残留とクラブの力をつけていくことを同時に掴むことは難しいと思うけど、我々に与えられた試練だと感じていくしかないし、克服するしか道はない。 自分自身アビスパを愛している以上は、これ以上引き下がれないし、アビスパと福岡人の底力を見せたい。
今回は、「ダービー」という言葉だけが一人歩きして、非常に複雑だった。 試合を終えた感想は、やっぱりダービーとは感じなかった。AWAY側も観客が多く入った負けられない戦いの一つで、2003年の昇格を逃した新潟戦みたいな雰囲気。 仮に勝っていても同じ感想だったと思う。 でも、後からの歴史のクラブに負けたことは、正直悔しいのが本音である。 千葉×川崎を関東ダービーとか言わないわけだし、もう少し違う形での盛り上げ方をしたいし、J1でいつかやりたい鳥栖とのダービーを大切にしたい。
まだ、書き足りないんだけど、今日はこの辺にしときます。
最後に、クラブの将来の為にシャンジ(アレッシャンドレ)や鈴木惇を使って欲しいね。 特に惇は、ベンチに入れるだけでも、かなりの効果はあると思う。
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