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2006/05/22(月)
決断の日
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このタイミングで監督を解任するのは、予想外だった。 自分の気持ちとしては、補強があってのW杯中断後の3試合ぐらいまでは、我慢するしるしかないかなと思っていた。 それでは遅いと感じていたけど、専務が「どんなことがあっても絶対に解任はない」と言っていたからだった。
今年解任するんであれば、5/7の広島戦後だっただろう。でもナビスコのAWAYでFC東京に変に勝ったからこのタイミングになったのか?真相は分からない。 でも自分の中では、2004年12月12日の終戦がすべて。あの日から監督続投は断固反対だった。 けど、クラブが決めたことなんで、俺も腹をくくっていた。 だから今シーズン感じていたことは、4/16に書いた日記の通り。
それでもプロは、結果がすべて。もちろん過程も大事。だが4年は長過ぎた。 選手たちのモチベーションは、明らかに低下していた。新加入の選手を除いて、J2時代からの選手は明らかにモチベーションが最低な状態だった。 今回は戦術云々というよりも、いわゆるショック療法だった。 ピッコリが解任された理由は、友池前社長が天皇杯のロッカールームでのモチベーションが下がっている選手の眼を直接見て決断したということを聞いた。 今回のリーグ途中での解任という選択は、クラブが本気だという表れだと信じたい。 もちろんアビスパの歴史の中で功労者かもしれないが、3年も期間をもらえば、他の監督でもJ1昇格は成し遂げれたと思う。その後J1で通用したかと言えば、数字的には通用しなかった。 恐らく新しい社長は、その辺を判断したのであろう。
さっきも書いたけど、今回の解任の理由は選手のモチベーション維持だったと思う。 個人名は出さないけど、監督本人が連れて来た選手がいるんで、選手をフェアーに見てなかった部分があった。 次の監督には、選手をフェアーに見てもらいたい。そして、練習量を増やすしかないね。 これから、フロント・選手・サポーターも真価が問われる。ここで奮起して結果を出さなければならない。
今日はいろいろ取材を受けたけど、俺が取材を受けた内容が大げさに書かれるかもしれない。 今回は、メディアにも責任はあると思う。 補強が遅いと叩き続けたメディアはなかったし、どっちつかずの記事ばかりだった。 負け試合で、監督のコメントや試合結果ばかりで、記者やデスクの視点があまり見られなかった。 明日、都合のいい記事が多いのであれば、疑問に残るだろう。
自分の実家も生まれながらの監督業だったんで、監督の気持ちは分かる。 しかし監督業に限らず、プロでもサラリーマンでも結果が求められる。 今回の成績不振は、松田監督だけの責任ではない。フロントが変わらなければ、同じことの繰り返し。 今回の決断が、良い方向に向かうことを心から祈りたい。
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