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2005/11/07(月)
目標達成できず(昨日を振り返って)
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今日福岡に戻って来た…。
強い憤りで昨夜は、ほとんど寝ることが出来なかった。 昨日の試合後、松田監督に怒りをぶつけた。これは横浜FCに負けたからではない。 この敗戦と京都が勝利してJ2優勝を決めて、俺らのJ2の優勝が無くなったからだ。 今年の松田アビスパと福岡サポーターの目標は、『優勝してJ1』が合言葉だった。 J1昇格は、ノルマ。あくまでも優勝してJ1。常にこの気持ちを強く持ち、全ての生活を賭けてきた。 スタンドでも仲間達にも『優勝してJ1』という言葉を常に言って来ただけに、現実の虚しさ以外何も残らなかった。 首位京都に独走され、次第に首脳陣や監督、選手から『優勝』という言葉が消えていった。 京都に0-3で負けた時も『優勝』の可能性が低くなり、俺は怒りを押さえきれなかったが、数字的には可能性があったんで、頭の中を切り替えるしかなかった。 最近、アビスパ関係者やサポーターから『優勝』という言葉が消えていっていた現実を腹ただしく見ていた。 『優勝』という目標が自然に『J1復帰』という昨年と全く同じ目標に変更され、自分らの目標を変えられたことは、非常に憤りを感じるし、情けないという言葉以外見当たらない。
昨日三ツ沢に来たサポーターは、この時期に「山本圭吾はなぜあんなに怒ってるんだ?」と思ったかもしれない。 俺は、今年の目標を裏切られたことに対しての気持ちをぶつけた。 今年の開幕前から絶対優勝してJ1に復帰しようと一緒に努力してきた仲間たちの顔が浮かんだ。 そんな簡単に目標を変えてもらいたくなかったし、そういう雰囲気を作りたくなかった。
三浦泰さんが、アビスパに在籍中に「目標は残留ではなく、あくまでも優勝」と言ってくれた時、「この人何言ってるんだろう?」と笑った人間と「この人はプロだな」って感じた人間がいると思う。
とにかく『優勝』にこだわって戦って欲しかった。 『勝ち点90で優勝してJ1』という中村強化部長の言葉に皆踊らさせたのか?
しかし、現実3位との勝ち点差は5という瀬戸際まで来ている。 俺らは13日までに目標を変更し、気持ちを一つにして2位で昇格という目標に全力で進まなければならない。
昨日は、腹が立ってこの気持ちを書くことが出来なかったけど、一応これが今の俺の気持ちです。 今年の目標が『昇格』だった人たちには、『優勝』を目指していた人たちの気持ちが分からなかったかもしれない。 ましてや、第三者には到底分からないことだろう。 ただ泥臭くてもカッコ悪くてもいい。ただ優勝する為にあがきたかった…。去年より躍進したかった。
でもこれで目標が明確になったんで、今までの経験を活かし福岡の最後の逆襲がはじまるだろう…。
とにかく、現実と向き合って気持ちを切り替えるしかない。
今日の写真右は、東京で大変お世話になったOBRIカメラマンのトコ この写真は、ナビスコカップFINAL。昨夜は、二人で黒霧島を1時間で一本空けた。
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