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2005/11/26(土)
美空ひばりを舞う 大阪国立文楽劇場小ホール
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本日は誠にめでたきかな芸暦45周年記念、新内家元藤松菊三郎先生のリサイタルにてございまする。 数々の新内三味線〜新派の素晴らしい曲や人間国宝の人形劇がご祝儀で華やかに舞い、まさに円熟の演奏でした。
風 福象は三味線、フルート、バイオリンの演奏で美空ひばりさんの「みだれ髪」と「悲しい酒」の出し物でしたが、前日になってもいい振りが出てこなくて当日を迎えてしまいました。しかし、本番に爆発する風 福象は菊三郎先生をはじめ皆様方の期待とはまるで逆のイメージが頭をよぎり始めました。 「これだ!!きたきたきた!!」さやかは倉庫から急に小道具を取り出し、荷物をモリタのキャラバンに詰め込み、文楽劇場に向って出発!!! 白塗り化粧を始め出し、徐々に男役スタイルが出来上がってきました。 「何か変だなぁ〜ひばりさんの曲は誰しもが女舞いだと思っておられたはずなのに…」(影の声) 幕が上がり登場したその姿は、な、な、なんと袴姿なのであった!そして、組紐を振り回し、扇を絡め、踊りだした。風 福象は熱演!! そして一旦袖に引っ込んだと思いきや、紫の羽扇を振り回し、そして日本太鼓の撥を使っての振り付けにおそらく想像外の出で立ちに観客の皆様方も一瞬唖然となさった事でしょう。 しかし菊三郎先生は本番を楽しみにしておられたので、ご満足のようでした。 掛け声が華々しくかかり、気分爽快でござった。そして幕が閉まる寸前に、「大成功!」の声に深々とお辞儀をしての…チョーン!!(拍子木) 〜幕〜
風 福象の後にご出演された、お馴染みの新内志賀由郷先生、志寿先生、そして花柳友章先生に風 福象は客席より掛け声を掛けさせて頂きました。きっとご本人達は、男性の声だと勘違いされているでしょう。ほっほっほ〜♪
素晴らしい演奏と踊りの一日でした。ますます気合が入る、「かざ さや流」風 さやかでござります。福寿
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