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2005/02/24(木)
ある友人に 聞いたお話。。。
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友人は、幼少の頃 縁日で買ったひよこを 大事に育てていたそうな。
名前も「ぴーちゃん」と名づけ、家にいる家畜の にわとりよりもペットに近い状態で寝るときも、一緒、毎日 一緒に 可愛がっていたらしい。
ところが、にわとりに成長した頃、朝起きてみると「ぴーちゃん」が動かなくなっており友人は、ショックと悲しみのあまり、その場で呆然となった。
もちろん、朝ご飯も喉をとおらずだったが、学校に間にあわないためとりあえず、ダンボールの箱にお布団をしき、母親に託して学校に行ったそうな。。
学校では もうぴーちゃんのことから頭が離れない友人・・・
しかし クラブなどがあり、中々うちへは帰れない。。
もう あたりはすっかり暗くなり、それでも 息を切らしながら帰路へと向かう友人。
夕飯がもう準備してあったが 友人「おかーさん!ぴーちゃんは?」と 問う。
母「あなた 朝ご飯も食べなかったでしょ、とりあえず 先に夕飯食べちゃいなさい」 友人は 朝、昼と あまり食欲がなかったので とりあえず 食事することにした。
家族で 夕飯を囲む中。。メニューは 親子どんぶり。 鶏肉だなぁ・・・なんて思うと また涙が出そうになる友人。。。
「ぴーちゃん、可愛かったのになぁ・・・」と思いにふけりながらもおなかがすいているので鳥肉だの何だのと構ってられない友人はむしゃむしゃと親子どんぶりを食べていた。
半分以食べたころ、友人はあることに気がついた。 彼の家では、鶏肉というと家畜で飼っている鳥をそのままさばき調理し、食卓に出すというのが、祖父の代から続いている常識らしい。
友人は「まさか!」と思い、母親を見る。 そこで母親の発した言葉は・・・・
母「ぴーちゃん、おいしい?」
友人「( ̄◇ ̄;) うごっ・・・・・」
それ以来友人は鶏肉が一切食べられなくなった上に母親に対する信頼感を失ったのは言うまでもない。 ただ、ペットと家畜の違いって何なんだろうかと今さらながら思うらしい。
夕食で親子丼が出た時点で食う前に気付けよ、と突っ込み入れたくなりますたが。
それにしても新鮮な肉をいきなり親子丼にする、というのも勿体無い話しではないか? そういう問題ではないか・・・
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