いざね の すたじお日記
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2005/01/17(月) 忘れられない
1995 1/17 AM 5:46

大阪、マンションのベッドの上
夜更かしをして 3時に眠りについた俺は、ぐっすりと眠っていた

ドーン!と 激しい地響きと、立て揺れ

飛び起きた俺は 「地震!」とは思ったが その経験したこともない揺れの激しさに ただベッドの上で 揺れに
身を任せることしかできなかった。
それでも、とっさにベッドサイドの窓だけは開けていた、建物が崩壊したり傾いたとき、脱出口を確保するため。実際、建物崩壊の危険も 感じるほどの揺れだったのだ。
開いた窓からは、隣人の悲鳴。部屋の電燈は激しく暴れていた。

最初の激震が終わり、部屋を見回す余裕ができたとき 
散乱した部屋の様子に 「日頃から整理してないから そんなには変わんないな」 と、ちょっと笑った。

その後、連続する余震、テレビをつけ情報を見ようとする。テレビでは各地の震度が 少しづつ表示される。 
キャスターは東京のスタジオにいるらしい そんな焦った様子もない。それが俺に なぜか安心感を与えたのだろう、 寝不足だった俺は、部屋の散らかったのも気にせず睡眠不足にしてくれた地震をうらめしく思いながらも 
そのままベッドに横になった。 

うとうとしながら、たぶん30〜40分 テレビの画面を ぼぉ〜と見ていただろうか、ある言葉が 目を閉じた俺の耳に飛び込んできた。

「震源は 淡路島・・・」
 

はっ!とした 目も覚めた。画面を見つめた。 横倒しになっている高速道路が写っている 

ようやく 事の重大さを感じた、大阪なんか比べ物にならないほどの 激震が 阪神、淡路を襲っていたのだ。
絶句・・・映画の場面ではない ライブ映像が写っていた。

「震源は 淡路島」 さっきのアナウンサーの言葉が倒れた高速道路の画像と 重なる。

俺の淡路島の実家は? 

血の気が さっと引くとは こういうことをいうんだろう。
愕然とした俺は 枕元の電話を取り、迷わず 実家の番号をまわす。

つながらない・・・ もう一度・・・つながらない・・・ もう一度・・・つながらない・・・・・・・・・・・・・・・・・

「震源は淡路島、各地で 大変な被害が出ている模様」 アナウンサーが うわずった声でまくし立ててる。
画面には 火の手が上がる街の様子が 映し出されていた。

正直 ダメかも って思った 大阪でさえ あれだけの激震、
神戸では ビルや高速まで倒壊する烈震、震源地は 淡路島。

覚悟して身支度を整え、無理とは分かりながらも 淡路島行きの
高速艇が出ている港まで 行こうと 駅へと急いだ。

駅前で 公衆電話が目に付き、もう一度 電話を掛けてみる。

        つながった・・・・

「お前 大丈夫だったか?」 と おやじさんの声

「こっちの セリフやん・・・」 目頭が熱くなっていた。


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