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2013/02/05(火)
長めです。
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フランスのアングレーム国際漫画祭 http://www.bdangouleme.com/
アングレームの街全体のいたるところで 漫画作品の展示が見られます。 展示スペースはイベント会場、カフェ、お城?っぽい 場所まで古い街を散策しながら色んな建物に そっとお邪魔するように楽しめるお祭りでした。 マンガにおけるカンヌと言われているそうです。
以下はそのとき聞いたフランスでの漫画事情を少しまとめます。 ・バンドデシネは9番目の美術(映画の次だそう。低い) ・漫画雑誌が無く、漫画はコミックスで発行される (大判、ハードカバー) ・漫画だけでは食べていけないのでイラストや絵画の仕事をする ・漫画も最後は原画を販売 (この辺、芸術家なのだなーと思います) ・作家(アーティスト)として一人で全ての 作業をしなければならない (じゃないと中傷されるようなことをおっしゃっていました) ・デビューは作品持ち込みとプレゼン ↑想像するだに大変;; ただ社会人として重要で必須なことなんですよね。 私も含め、これが出来ない漫画家志望は 沢山いるはず…日本は漫画に対して寛大です。
フランスの漫画界では女性の作家さんは殆どいない そうでペネロペ(ペネロープ)さんは女性で 若くして活躍されている作家さん。 実際トークイベントにも沢山観客がいらしていて 人気の程が伺えました。
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『ペネロープ・バジューの日本語版ブログ』 http://frenchisgood.com/
ペネロペさんの作家活動の一部であるブログ。 女子の可愛いところセクシーなところ、 ちょっと毒っぽいところがとても良いです!
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ペネロープ・バジューさん 細萱淳先生 (東京工芸大学芸術学部漫画学科准教授) 私の3人で日本とフランスの漫画について お話してきました。 フランスの作家さんは全て一人で やらなくてはならないから大変だと思います。 日本とは違う『作家性』かなあ。 1Pを仕上げる緊張感が高いというか… 私が手を抜いている訳では無いけれど (楽に描けたらいいなと思うことはあります…) 1話の流れ、1巻の流れで評価されることの多い 日本の漫画描きと1P1Pを切り取りアート作品として 販売することを考えて描くことは 心構えから大きく違うと思います。
フランスでは完全に紙媒体でしか漫画は 売れないそうです。 デジタル書籍、ネットでの漫画の在り方を 模索するようなトーク内容でした。 世界で読まれるためにはその辺 開拓していかないといけないのかも。 まだ私には想像がつかないですが、 デジタル書籍での読ませ方の開拓は早めに 取り掛かった方が一人勝ちする ことになる…?かもしれないですね。
ペネロペさんはユーモア交えながら話されていて とっても素敵な方でした。 漫画、バンド・デシネで色んなアプローチの仕方を 考えておられるようで可愛いオシャレというだけでなく 力強い女性なのだと思いました。
---------------------------------------- 私自身の観光は…財布をスられそうになったり、 言葉が全くできなかったり(英語もフランス語も) 担当さんに迷惑掛けまくりで家に帰ってからも 「しっかりしなさい」と旦那さんに言われました…。 担当さんのお陰で無事に帰ることが出来ました; ああああ;;ありがとうございました;
写真上から アングレームの街/イベントの一部/ どこかの可愛いお店/ モンパルナスビルからの夜景、中央がエッフェル塔/
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