ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2012年9月
前の月 次の月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
最新の絵日記ダイジェスト
2013/09/26 車窓より
2013/05/17 2013/04/10 12:45
2013/03/23 春うらら
2013/03/17 No.14646 春うらら
2013/03/10 蟻ひょろり

直接移動: 20139 5 3 2 1 月  201212 11 10 9 7 6 5 4 3 2 1 月  201112 11 9 8 7 6 4 3 2 1 月  201012 11 10 9 8 7 5 4 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 9 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 月 

2012/09/15(土) まごふがにや
____________________________
おはようございます、ふねさん。 2012/ 9/15 9:25 [ No.13883 / 14468 ]

>この短歌を真似て作りたいと思いましたが、真似るということは盗作になるんでしょうか? (ふね)


 「真似る」ということの内容次第だと思いますよ。他者の作品を切り取って、あたかも自分の作品であるかのように詠めば、あるいは「盗作」の誹りを受けるやも知れません。
 日本の詩歌の歴史には「本歌取」という技法があって、有名な古歌(本歌)の1句もしくは2句を自作に取り入れて詠むことは広く行われました。

 三輪山をしかも隠すか雲だにも心あらなもかくさふべしや
           『万葉集』 額田王
              ↓
 三輪山をしかも隠すか春霞人に知られぬ花や咲くらむ
           『古今和歌集』 紀貫之

 などの例が知られていますね。

 「真似る」というのではなく、「啓発」されて、自分風に詠むということは許容されていると思います。

 また「応答」の歌や句ということもあるかと思います。
 わたし自身もご投稿の歌や句に対して、「応答」の歌や句を詠むように心がけでいますよ。

 たとえば昨日のふねさんのお歌

 そよ風にゆきあいの雲棚引きて
      夏の名残を惜しむかのごと    ふね

 この歌に呼応して、

 筑波嶺に掛り棚引く鰯雲
     九十九里へと海を恋ふがに    sarat.

 とわたしは詠みました。おなじ「雲」を主題として、「棚引く雲」をわたしなりのイメージで詠んだものです。
 お互いが「啓発・刺激」しあえることもネット詩歌のメリットかと思いますよ。

 さて、今からわたしは野球観戦のため保土ヶ谷球場に出掛けます。また帰って来てから、レスをいたします。とりあえず「盗作云々」の件について。       沙羅人

__________________________
沙羅人さん、野球観戦ご苦労様です。 2012/ 9/15 14:51 [ No.13884 / 14468 ]

額田王、紀貫之の例や、↓下記のこと有難うございました。

>日本の詩歌の歴史には「本歌取」という技法があって、
有名な古歌(本歌)の1句もしくは2句を自作に取り入れて
詠むことは広く行われました。

>「真似る」というのではなく、「啓発」されて、
 自分風に詠むということは許容されていると思います。
 また「応答」の歌や句ということもあるかと思います。



筑波嶺に掛り棚引く鰯雲
     九十九里へと海を恋ふがに    sarat.


羽広げ見上げる彼方鰯雲
     宮島の空見まごふがにや   ふね



がにと言う意味が良くわかりませんが、
「見紛うんではないかしら」と使ってみたのですが、意味不明でしょうか?


錦帯橋近くの川で、カワ鵜が羽を広げて空を眺めているのに度々出会います。
平清盛で賑わっている宮島(厳島神社)の方へ、
鰯雲が間違わずに流れていってくれるかな?と鵜になった積りで詠みました。


「自己流を確立する」と言うお言葉で、
経験を重ね、自分流の域に達した時の自己流は意味があるのだなと思いました。
__________________________

こんばんは、ふねさん。 2012/ 9/15 20:36 [ No.13886 / 14468 ]

>筑波嶺に掛り棚引く鰯雲
     九十九里へと海を恋ふがに    sarat.
       
       ↓

>羽広げ見上げる彼方鰯雲
     宮島の空見まごふがにや   ふね



 早速「応答」の歌を詠まれましたね。

>がにと言う意味が良くわかりませんが、
「見紛うんではないかしら」と使ってみたのですが、意味不明でしょうか?
                          (ふね)

 『広辞苑』を引くと「がに」という言葉は「接続助詞」として記載されています。とりあえず、わからない言葉に出くわしたら、辞書でお調べになることをお薦めします。
 海山さんも電子辞書を購入されて、頑張っておられます。辞書を引くということが言葉に対する感覚や力を育ててくれるものです。

 「がに」の用法については、間違ってはおられませんよ。但し、冒頭「羽広げ」とある、その主体が明確ではないことから、あるいは「意味不明」の恐れなきにしもあらずでしょうか。

 ここは「錦帯橋近くの川で、カワ鵜が羽を広げて空を眺めているのを見れば」などと「詞書き」(ことばがき)をお添えになれば、よろしいかと。
 「詞書き」と一首の歌を添えて、ひとつの作品とみなされます。

[ふねさんの川鵜の歌に応えて]
 篝火の絶えて寂しき鵜小屋には
     暗き眼をして鵜らが佇む    sarat.

___________________________
沙羅人さん、こんばんは! 2012/ 9/15 21:26 [ No.13887 / 14468 ]

残暑での観戦、さぞお疲れだったことでしょう。
にもかかわらず、色々と有難うございました。

早速、広辞苑で調べてみましたら、
がにを使った万葉集や古今和歌集の例が載っていました。
詞書もあり、これなんだわと思いました。

明日の午前中は、コーラスです。

沙羅人さん、海山さん、星さん、皆さん、
お休みなさいませ。

               ふね
___________________________


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.