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2009/12/02(水)
老人ホーム
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老人ホームに入った叔母が、底抜けに明るく、一人で誰に気兼ねもいらんけー、楽だと嬉しそうにはなした。 「娘だから、遠慮はいるまーと皆は言ってくれるけれど、そりゃー遠慮なもんですいね。」
娘一家と一緒にくらし始めて、上げ膳据え膳でいいように思ったのは最初だけ、一人暮らしを長くしていると、例え娘でも遠慮があるらしい。
叔母の友人が入いっている近くのホームに遊びに行ってるうちに、自分も入りたくなり、 考えた末に一人でサインして申し込んだんだそう。 保証人は?と言われて娘に頼むと、大目玉。
最初はぎくしゃくしたけれど、今は娘も諦めて、機嫌よう度々きてくれるんですよと、叔母さん。 その叔母さんと、亡き叔父さんの話に花が咲いた。 その叔父さんに、甥である内のおっちゃんがよう似ているとも・・・
ホームの帰りに娘(姪)のところに寄った。 「叔母さんが勝手に申し込まれたんだそうね。」と言うと、 そうなんですよ。最初はびっくりしてごちゃごちゃあったけど、母が楽しそうにしてるので、今では良かったと思っています。
うちにいる時は遠慮があるので、親戚の人も、そう度々は来なかったけれど、ホームだと遠慮もなくて、沢山の人が度々来てくださるんですよ。と。
帰る道すがら、自然に顔がほころんだ。 もうすぐ90歳になるという叔母が、元気で楽しい老後を送っているのを見て、凄く嬉しかった。
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