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2005/03/28(月)
とゆーわけで約二年ぶりに万枚だしました
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いつも…一本の道を想像するのだ…暗く、視界を殺す濃い霧の仲、足元にほの見える一本の道。 他になにもないので、仕方なく、その上を行く…ふと、周りを見渡すと…虚空に無数の光あり。 皆のろのろと前進している…前進しつつ…ふっ…となんの前触れもなくつい消えたりする…その時…理解する、直感的に…。 「そうか…そういうことか」この道は死へと向かう一本道、周りの明かりはおそらく人…オレの心にきっと届かない…世界中の人…57億の人…これが…この状況が、このオレのいる世界だ、全ての飾りをとればそういうことだ……天空を行く一人一人…57億の孤独……!! 全ての人間に手は届かない触れられない、離れている…離れている…全て…遠く離れている…できることは…通信…通信だけ……!! 闇のなかを尽きることなく交差する、言葉たち…繰り返される通信、その無限のやりとり。 不確かで、心もとないその言葉たちいくら熱心に語りかけても、それで相手が変わるとは限らない。 通信は基本的に一方通行だ、本当に自分の心が相手に届いたかどうかは誰もうかがいしれぬ。 返信があったとしても、どこまで理解しての返信やら…たぶん半分も理解していないだろう……しかしそれでしかたがない、通信は通じたと信じること、伝達は伝えたら達するのだ、それ以上を望んではいけない…理解を望んではいけない…!! そう…理解は望めない、真の理解など不可能、そんなことを望んだらそれこそ泥沼、打てば打つほど焦燥は深まり孤独は拗れる、そうじゃない…そうじゃなく打とう…! 無駄ばかりの誤解続き、人間不信のもと…理解とは程遠い通信だか、しかし…打とう…! あるからっ…!確かに伝わることが… ひとつ…!温度、存在!生きてる者の息遣い…その…はかない点滅は伝わる! 人は人を救えない…離れ離れだ…なのに、打てば感じられる…人がいないその寒々しさを考えたら…今、伝える相手がいるという存在はまさに救い…希望そのもの…! 希望や夢は人間とは別の何か…他のところにあるような気がしていたけど、そうじゃない…! 人間が…人間がつまり…希望そのものだったんだ……。
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