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2005/01/29(土)
長いけど読んでーー!!
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サンタクロースってほんとにいるの? これ、みんなも一度は考えたことがあるはず!
あたしも子どもの頃は何度となく考えたもんだ。
イブの夜、「今夜は寝ないでサンタさんを待つぞ!」とベッドでサンタさんが現れるのを今か今かと待ったものです。 でも、結局待てども待てども現れないサンタさんに待ちくたびれて、そのまま寝てしまうのがオチで、、、朝になると必ず枕元にプレゼントが置いてあったんだな。 で、あたしはそのたんびに「やっぱりサンタさんはいるんだー!」と改めて確信してました。
さてさて、今から100年程前、アメリカのニューヨークに住んでいたバージニアという女の子がニューヨーク・サン新聞社にこんな手紙を書きました。
きしゃさま
あたしは八つです。 あたしの友だちに、「サンタクロースなんていないんだ。」っていっている子がいます。 パパにきいてみたら、 「サンしんぶんに、といあわせてごらん。しんぶんしゃで、サンタクロースがいるというなら、そりゃもう、たしかにいるんだろうよ。」 と、いいました。 ですから、おねがいです。おしえてください。サンタクロースって、ほんとうに、いるんでしょうか?
バージニア・オハンロン ニューヨーク市 西九五丁目一一五番地
このバージニアの手紙に対し、サン新聞社のチャーチ記者はこんな返事を新聞に載せたそうです。
バージニア、おこたえします。サンタクロースなんていないんだという、あなたのお友だちは、まちがっています。 きっと、その子の心には、今はやりの、なんでもうたがってかかる、うたぐりやこんじょうというものが、しみこんでいるのでしょう。 うたぐりやは、目に見えるものしか信じません。 うたぐりやは、心のせまい人たちです。心がせまいために、よくわからないことが、たくさんあるのです。それなのに、じぶんのわからないことは、みんなうそだときめているのです。 けれども、人間が頭で考えられることなんて、おとなのばあいでも、子どものばあいでも、もともとたいそうかぎられているものなんですよ。
〜中略〜
そうです、バージニア。サンタクロースがいるというのは、けっしてうそではありません。この世の中に、愛や、人へのおもいやりや、まごころがあるのとおなじように、サンタクロースもたしかにいるのです。
〜中略〜
サンタクロースがいない、ですって?
とんでもない! うれしいことに、サンタクロースはちゃんといます。それどころか、いつまでも死なないでしょう。 一千年のちまでも、百万年のちまでも、サンタクロースは、子どもたちの心を、いまとかわらず、よろこばせてくれるでしょう。
Yes, VIRGINIA! There is a Santa Claus!!
これはサン新聞社の有名な社説として残り、今もなおクリスマスシーズンになるとニューヨークでは必ず耳にする言葉になりました!
あたしはこのバージニアの話に出会って、サンタさんがいるかいないか、という疑問すら感じなくなった自分に気が付いたんだ。 あーあ、いつから考えなくなってしまったのだろう、と思うと少し寂しい気も。
あたしはこの、バージニアの素朴でかわいい疑問にていねいに返事を書いたチャーチ記者の人間性も然り、その返事の内容にもハッとするものがありました。 あたしが思うに、このチャーチ記者の書いた返事には、ただ子どもの心を大切にしたいといった優しい気持ちだけではなく、それ以上に大人に対して何かメッセージが込められているのではないかなと。
「サンタさんを見た人はいない。」
けど、目に見えないからといって、それが「いない」を意味するわけではないんだよね。百聞は一見にしかずというけれど、一見しなくても見えるものはあるんだということに気付きました!
あたしゃこの話を、どーしてもみんなに話したくってさ! 長々すんまそん。 よっしゃ、満足♪ジングルベール♪
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