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2008/08/21(木)
黒い小さな刺客
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[担当:長見]
☆エントリーNo.5☆
馬名:ライスシャワー 愛称:関東の刺客、淀の刺客、高速ステイヤー 脚質:先行
ミホノブルボンとは違い、体も小さい黒い馬。 スピードもたいしてない馬で初期は活躍しなかった。 しかし彼には天性のスタミナをもった馬なのだ。
父がリアルシャダイというステイヤー(長距離)の血を 受け継いだのだ。 (※長距離とは2500m以上のレースのこと)
その天性のスタミナは長距離で人気馬に対して
・菊花賞(3000m)にてミホノブルボンの三冠を阻止。 ・天皇賞・春にてメジロマックイーンの3連覇を阻止。
ことごとく勝利した。以後、『関東の刺客』として 当時強かった関西の馬を倒してその名がついた。 そんなことからヒールなイメージがついてしまった。
最強馬の道を歩むかと思えば、スランプが続き もう、ライスシャワーの時代は終わったかと…。
そして、もう一度訪れた天皇賞・春。 3200mの長距離と小雨で馬場も悪かったことを利用し スタミナレースに持ち込んで見事復活勝利!!!
古豪の復活!これでライスシャワーが一気に人気者となった。
その後、菊花賞と天皇賞春2回とGT3勝して堂々と種牡馬引退 するつもりだった。 しかし、長距離レースを勝ったところで種牡馬としての価値は低く スピードを求められている世の中には不適用だった。
ライスシャワーの今後の幸せのため、そして スピードもあることを見せつけるためにでたレース。 春のグランプリG1 宝塚記念(2200m)に出走。 自分の人生をワンランクあげた重要なレースだった…。
そして彼はレース中、粉砕骨折。その場で安楽死となった…。
競馬好きなら、このレース二度と見たくない人は多々います。 3000m以上のレースは無敗だったライスシャワー。 しかし今後の未来を考えた重要なレースで負け生涯を閉じた。
誰もが幸せを掴めるわけではない。 こうやって失敗してしまう人も多々いるのだ。 今の現状で満足するのか。リスクを負ってワンランクあげるか。
それはあなた次第です。
教訓:世の中すべて成功するわけではない。 だが恐れているだけでは何も始まらない。
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