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2005/02/07(月)
●入院8日目●
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いよいよ翌日は退院。 この日は朝一番から乳児の採血があって、個室に来た助産婦さんに空連れて行かれる。 私はまだ半分夢の中だったが、空が戻ってきた時には予想通り大泣きしていたのですっかり目が覚める。 あやして落ち着かせると直ぐに眠ってしまった。
今朝からデザートの糖水をミルク(作り置きされている粉ミルク)に切り替えている。 ミルクを与え始めてから著しい体重の減りもなくなり、黄疸も薄くなってきている。 母乳を与えた後でも必ず50mlは飲み干す。 何より30mlも飲めずにいる子がいる中、毎回きっちり飲み干してくれるのだから気持ちがいい。 (後で聞いた話だが、空は「飲みっぷりがいい。そしてよく寝る。」と授乳室でも有名だったらしい。(苦笑))
PM3時におばが来る予定なので、それに合わせてシャワーを浴びる。 お腹は少しづつ縮まってきていてほっとする。 シャワー後、空の授乳の時間だが、泣かずに寝ているのでそのまま沐浴をしてしまう。 この日は珍しく泣かなかった。(引上げた途端に泣かれたが。) 毎回沐浴の度におしっこをしてしまう。 ベッドの上で1度、引上げてからもう1度。 今回はベッドだけで済んだ。(−−;) ずっと便秘だったのもミルクに切り替えたせいか、通じが良くなった。 むしろ良くなり過ぎて困るくらいに…。
沐浴も終わり、さて授乳、と言う時に回診の知らせが入ってしまう。 すぐだと言うので泣かせたまま空を預け、個室に戻る。 先週の月曜と同じように、知らない先生が大勢の先生や助産婦さんや研修医を連れて入ってくる。 今回はK先生もいる。 老齢のその知らない先生は何をするでもなく、 「困っている事はない?」 と聞いただけ。 「お尻が痛いです。後は特にないです。」 と応えると、周りの先生達に私の一通りの体の状況を説明して出て行く。 最後にK先生が、 「明日退院なんだってね。 今の内にくつろいで行くといいよ。 帰ったらきっとくつろげなくなるから。」 と声をかけて出て行く。 毎週月曜はこういう回診があるのかもしれない。
授乳が終わり個室に戻ると、今度は白衣を着たおばさんが入ってきて、調乳指導があるので来てほしいと言う。 眠っている空をベッドごと押して、休む間もなく後をついて行く。 どこぞの栄養士かと思いきや、おばさんは某有名乳業の業者だった。 試供品を渡され、粉ミルクの作り方を教わる。 普通ならパッチテストをしながら冷まさなければならないのだが、うちのポットは調乳ボタンが付いているので割と楽そうだ。 そして自社の製品がどれ程良いかという事を、ことさら説かれる。 それでも使う相手が新生児となると話は別で、洗脳される位すっかりのめり込む。 話によると、6ヶ月になるまで子供がアレルギーを持っているかどうかは分かり辛いらしい。 業者のおばさんは、予防策として判明するまで自社のアレルギー用粉ミルクを使ったらどうかと提案する。 凄く気にしている所だったので、すっかりその気になる。
個室に戻ると丁度おばが来る。 直後にたまたま義母も顔を出したので、交えて翌日の話をする。 結構必要な物も出てきた。 おばと2人で1階のコンビにまで授乳キャップを買いに行く。 これがないと倍の時間かかってしまう。 入院して初めて産科を出たが、入院着のままなのでいかにも患者らしくてドキドキする。
その後は3時間置きの授乳の繰り返し。 しかしPM9時半、起きたら偏頭痛のような痛み。 呼びに来た助産婦さんに、頭が痛いと言って1回パスする。 3時間後にまた呼びに来るから、休んでいていいと言われたが、15〜20分位した所で少し頭痛が和らいだので、自ら授乳室に赴く。 空は既にミルクを与えられていたので、溜まっている分を搾乳機で絞る事にする。 95mlも絞れてビックリ! かなりすっきりしたが、本当はすっきりするまで絞ってはいけないらしい。 乳腺が「母乳が足りない」と判断して更に作ってしまう為、反動が大きいからだと言う。 でもこの日はそれほどの反動もなく終わった。
※この日に撮影した空です。 凄く満足してうとうとしている所だったのですが、丁度良くカメラ目線になってくれました♪ 気分がいいのか、笑っているように見えます。
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