文月日誌
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2005/02/01(火) ●入院2日目●
ベッドに入ってからバルーンの圧力でお腹が痛み出す。
絶えず続く生理痛のようで中々眠れない。
AM3時頃うとうとしてきたが、AM5時私だけ助産婦さんに起こされる。

「文月(←本名じゃないけどここではHNで書きます。)さん、出産準備に入りましょう。」

その言葉で先に入院してる人の分娩が先ではない、と改めて気付かされる。
本日出産予定は、私の他にもう1人。
2人で分娩待機室で助産婦さんの軽い診察を受け、浣腸をする。
分娩の日は何も口にできない為、これから産まれるまで空腹との戦いになる。
もう1人の方は先にバルーンを抜いたが、私は固くてまだ抜けない為主治医待ちとなる。
無理に抜こうとすると、痛い上に膣や子宮を傷つけてしまうからだ。
先生方が来るのがAM7時半。
それまでに分娩専用の服(手術患者用みたいな緑の奴)に着替え、モニターで様子を見る。

その時突然駆け込みでもう1人ベッドごと運ばれて来た。
見るからに急な陣痛の妊婦だ。
物凄く苦しそうに呻いているが、すぐには麻酔ができない。
「7時半になれば麻酔の先生来ますからね!
それまで頑張って!」
助産婦さんが必死に声をかけるのが聞こえる。
タイミング悪く陣痛が来てしまうと、こういう事になってしまうのだ。

AM8時頃、K先生が来たのでまたも内診。
バルーンを外すが、子宮口は開いていない。
無論無理やりこじ開けられる!

激痛!!!

「痛い痛い!」と喚き散らし助産婦さんに深呼吸を促され、それでやっと3cmまで開く。
「(子宮口が)柔らかくなっただけまし。昨日は広げられない位まだ硬かったよ。」
と言われる。
それからベッドに横たわり、モニターを付け陣痛促進剤を点滴。
何も食べれない為、水も点滴される。
しかし『陣痛促進剤』の筈なのに、何故かそれまで来ていた不規則な痛みが消えてしまう。
あまりに暇で助産婦さんに雑誌を持ってきてもらう。
目を通すと豚肉料理の特集。
お腹のすきが応えて鬱になる。
部屋はカーテンで閉め切りだし、時計もないので正確な時間が分からない。
カーテンからの光の加減で、多分お昼だろうと予想する。

隣で急な陣痛の方がようやく麻酔を受けている。
この時間まで陣痛MAXで耐えなければならなかったのは、かなりの苦痛だっただろう。
ただ頭が下りて来ていないらしく(カーテン越しに先生方が交わす声が聞こえたのです。)、私達と同じ部屋で下り待ちとなる。
彼女は、一定周期で「うぅ〜!痛いー!!!」と叫んでいる。
麻酔が効いていないのか、効いていてもそれだけの痛みが残るのかは分からない。

PM2時頃(予想)、K先生の2度目の内診。
やはり子宮口は閉じたまま。
痛みを堪えて頑張っているのに開かない。
気付けば最初に私と部屋に入った方は、既に麻酔を受けている。
既に6cm開いていると、先生の声が向かいから耳に入り悲しくなる。
夕方、胎児の頭が下りて来たという事で、急な陣痛の方が分娩室に運ばれて行った。
私の所にはK先生が来て、あまりにも開かないので4時か5時に切り上げよう、と言われる。
あんなに頑張ったのに当日中に産めなくてショックを受ける。

PM4時頃、旦那とおばが来るが、K先生が5時半までかかると言って外出してくるように促してしまう。
私は4時か5時なら、今日はきっぱり諦め4時に切り上げて夕食をとろうと思っていたので、助産婦さんに
「旦那さん来ていたんですけど、どこかへ出掛けちゃっていなくなっちゃったので帰って来るまで点滴続けましょう♪
5時半位になれば多分戻ってこられると思うけど…。」
の言葉に打ちひしがれる。
この時はまだ伝達がうまくいってなかっただけだと思っていたけれど、K先生の真意は、PM4時頃最後の内診をした時に1cm子宮口が開いたかららしい。
勿論K先生のこじ開けで開いた部分が大きいだろうけど、それならそうと内診の時点で言って欲しかった。
PM4時頃から急速に陣痛が進んで、雑誌なんか読んでいられなくなった事は確かだけど、まだ生理痛の大きいレベルでしかない。
K先生は、少しでも見込みがあるなら…と、PM5時半まで粘ってみたけど、結局駄目だった。
その上4時の内診で少し破水したかも…と、嫌〜なおまけ付。
水がたくさん出なければ問題ない、と言われるが不安は拭えない。
でも5時半に終われたので、何とか6時の夕食には間に合った。
点滴の針は付けたままだったけど、気にはならない。
むしろ何度もの内診とバルーンでお尻が痛くて座っていられない。
普通にご飯が食べられないのが悔しくなる。
痛みで眠れないんじゃないかと思ったが、横になって旦那が持ってきてくれたGBAをやっている内に痛みがなくなる。
PM8時には普通に座れるようにまでなった。
夜も昨夜よりはぐっすり眠れたが、それは大部屋ではなく個室に移ったせいも大きい。
(点滴中に個室が空いたので、助産婦さんが荷物を移してくれたのです。)
大部屋は外が授乳室なので、赤ちゃんの泣き声で眠れない。
それに音が響くので、深夜は室内のトイレも使い辛い。
個室には個人洗面台や冷蔵庫があって(大部屋には冷蔵庫はない。)、空調も自分で調節できる。
これからの事を思うと寛げる状態ではないが、人に気を使わなくてもいい嬉しさはあった。


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