|
2005/12/06(火)
我が家にハトが居候中
|
|
|
実は今…家に、旦那・空・5匹の金魚の他に新たな同居人が増えました。
ハトです。
普通に土鳩です。
出会いは今月1日。 買い物帰りにバギーを押しながらいつもの道を歩いていると、排水溝の鉄網蓋の上にちょこんと縮こまっているハト発見! 最初は生きているのかどうかも定かでないほど、微動だにしていなかったのですが、つま先で突いてみたら死んではいない事は分かりました。 よく見ると背中に大きな傷。。 犬か猫か、もしくはカラスにでもやられたのではないかと思うような、骨まで見えそうな痛々しい傷があり、そのせいで飛べないらしいのです。 一瞬目が合って、「傷ついた動物は無条件に持ち帰る」私の本能が働いた訳ですが、ここで葛藤! 空がいるから飼う訳にはいかないのです。 病気にでもなったら困ります!! どうせ死ぬんだから放っておいた方が…。
悩みました。 でも数秒後に後ろから人の足音が…! まずい! このままでは通行人に、ハトを片手に立ち尽くしている怪しい主婦だと思われてしまう!!(爆) 結局ハトを小脇に抱え、片手でバギーを押しながら必死に帰宅する変な主婦となってしまいました。○| ̄|_ (途中道を譲ってくれた車の運転手さんと、信号待ちで前に止まった幼稚園バスの園児達にはバレバレでしたが…。(恥涙))
さて、連れて帰ったもののダンボールに入れて餌(取り合えずパン粉)と水を入れる事くらいしかできません。 帰宅した旦那も、突然の珍獣の来訪にしばし絶句。。 「捨てて来い!」と言われなくて助かりましたが、「連れて帰ったのなら最後まで面倒見ろ!病院連れてけ!」。 ごもっともです…。(−−;) 「まだ助かる命かもしれない。」…そう思って連れてきたのだから、病院連れて行くのは当然の行為。 連れていって、医者も手遅れだと判断したら看取ってあげる。…それを自ら望んだわけで、これは行かなきゃいけないだろう。 でも家には空がいるんです。 もう時間も夕飯時を過ぎ、タクシーでも使わないと外出も不可! 第一この時間に動物病院なんて営業してるのか!?
取った行動は、我が区の動物病院リストに片っ端から電話。 「鳥は扱っていますか?」 もうその時点でOUTの病院続出! そして唯一、某犬猫病院さん1件のみ鳥も扱っていて深夜もOK!とのお返事を頂きましたw ところが…
「今日はこれから出かけるから無理だわ。」
Σ( ̄□ ̄;) …超個人経営です。○| ̄|_ まさに営業時間は自分の気分次第! でも嘆いても仕方ないので、本日の所はハトには死ぬ気で頑張って峠越えをして頂いて、翌日まで元気だったら行ってみる事にしたのです。
そして翌日。 ハトはまだ元気でした♪ ネットで病院の場所を確認し、バギーでも行ける場所か確かめたら、手提げの紙袋にハトを入れてレッツゴー! ハトが大人しくしてたので、通行人にはばれませんでした。(ほっ) お医者さんはおばちゃんでした。 昨日電話した者だと告げたら分かってくれて、ハトを診てくれました。 全部を診ると、両羽の付け根からお尻の辺りから、ありとあらゆる場所が傷ついて血だらけでした。 でも運良く化膿はしていなかったので、助かる見込みがあるらしい!(何と) 化膿止めの粉をつけて貰ったし、飲ませる化膿止め薬も貰いました。 甘いので餌を食べなくても、これさえ飲めば生きていけるという素晴らしい薬です! 流石に野生の土鳩なので、人の手から餌は食べなかったけど水は飲みました。 水は飲むし、足はちゃんと立てるだけしっかりしているので、傷さえ治れば飛び立てる!というお墨付きを頂きました♪ 良かったね、ハトw そして…
「あんたが飼うつもりで拾ったんじゃないから、お代は要らないよ。」
なんと、治療も薬もタダでして戴いちゃいました!(@∇@) 良かったね、私w 元々野生動物は保険も利かないし、治療対象外なんだとかかんとか…。 とても難しい扱いなので、後で色々調査や手続きされたら面倒だっていう所もあったらしいです。 ありがとう、おば…いや、先生!!
こうしてハトは我が家の居候となり、今もダンボール住まいをしている訳です。 段々と調子もよくなり傷も治ってきました。 昨日までは飛べなかったけれど、今日は低空飛行まではできるようになりました。 社会復帰まで、あともう少し!(笑) 空との完全隔離の上、どちらの世話もしなければいけないし(金魚もいるし)大変だけど、ちゃんと自然に帰れそうだし、見捨てなくて良かったなw
ちなみにあのまま見捨てていたら…とお伺いしたら、化膿して死んでいただろう。…という御意見でした。。(外は寒いし餌はないしね。)
|
|
|
|