|
2003/08/22(金)
・・・
|
|
|
子猫が捨てられていた。 小さな箱の中でみいみい鳴いて、小さな手を必死で動かして箱から出ようとする。 哀れに思い、なけなしの所持金で(250円)でミルクとヨーグルトを買う。 皿のようなものが無いから、ペットボトルのふたにミルクを入れて置いてみる。 目が見えないらしくて、ミルクへ手を突っ込んでしまった。 ヨーグルトを指先につけて口元に持っていくと少し舐めた。
期待を持たせる残酷な手。
私は飼えない、から。
何も知らなければ自分が不幸かどうかも分からないのに。
あまったヨーグルトとミルクを食べて、少し、泣いた。
|
|
|