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2009/12/27(日)
掴んだまではよかった
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いやーやっとMUGENじゃない思想だよ1:46
もくじ ・趣味と仕事の違いが分かったよ
「趣味を仕事に」 よく言ったものだ。
そこで趣味は仕事になったんだから、それはもう「趣味」ではないんだよ?
… ところで、今回の思想は「絵」もしくは「音楽」あたりを連想しながら読んでいただきたい。 あとは、それらの集合である「ゲーム」「マンガ」なんかも、当てはまるかな。 「スポーツ」あたりでもいいかもしれないけど、絵か音楽をイメージしながら薙も思想を書いている。 …
趣味と仕事には決定的な違いがある。 それはお金だ。 つまり 「売れなければならない」 「人気が出なければならない」 「稼がなければならない」 という事。
「人気うんぬんを抜きにして、良い作品ができれば、売れるはずだよ!」 とかいう美談は無し。 今回の思想では無しという前提で進めるし、実際、無い。
「人気があるわけではないが名曲」 「埋もれた名画」 「もっと評価されるべき作品」 を薙はたくさんミッキキしてきたから。みんなにもあるよ。みんな知らないけど凄く好きな曲とかあるでしょ。 いい作品が売れるとは限らないんだよ。
逆に、どうでもいい作品でも、人気が出れば売れる。 それが社会ってやつさ!
…
何を言いたいかというと… 仕事である以上、購入者にウケなければならない。
音ゲーの曲なら、最も層の熱い音ゲーマーに人気が出そうな曲を作る。
エロゲの絵なら、オタクに人気が出そうな絵を描く。
ぱっと思い浮かんだのがこれだから薙の脳みその程度の低さを感じるけど、何だってそうだよ。
趣味は違う。 人気が出る必要はない。 人気が出たほうが嬉しいかもしれないが、それはオプショナルパーツであって、本筋ではない。
自分の好きな絵を描ける。 自分の好きな曲を作れる。
ここが趣味と仕事の大きな違い。
よって「趣味でもあり仕事でもある」などということは基本的にありえないのだ。
いや、あるとすれば「仕事が趣味」というパターンなら、あるかもしれない。
つまり、お客さんに満足していただいてお金を稼ぐこと、それ自体が趣味ですというなら、ありえる。
しかし、絵を描くだとか、曲を作るだとか… そういったものは仕事にした瞬間趣味ではなくなる。
仕事以外のオフの時に描く絵や作る曲は趣味だと言えるが、 仕事でやる以上、必ず、購入者(…と、仕事で関係をもつ人)を意識せねばならない。 すると、ナニカの偶然がない限り、大なり小なり、自分の「こうしたい」という意欲が捻じ曲がる。
忠告しておく。 趣味を仕事にしたいなら、本当に、心底好きなものだけにしておくべきだ。 そこそこ好きで、軽い気持ちで絵を描いている、暇なときに作曲などしている、くらいなら仕事にすべきじゃない。 紙とペンが無くても空中に絵を描けるとか、 曲のフレーズが思いついた瞬間、テーブルクロスに五線譜を描いてしまうとか、 趣味を仕事にしたいならそういうレベルの人だけにしておくことをおすすめする。
いや、これは余計だったか。失敬。 趣味を仕事にするかどうかはお任せしよう。 仕事にも楽しさを見出せるのだから。 お金を稼ぐために嫌々やることだけが仕事ではないからね。
ともあれ… 趣味と仕事の違いは「お金を稼ぐかどうか」「人気を考えなければならないかどうか」にあると考えたのだった。
ところで蛇足かもしれないけれど…
そういう視点で見ると、色々な絵や、色々な音楽が、 「見る側、聞く側を意識した、人気が出ますようにという気持ちで作ったんだろうな〜と感じる作品」 「人気が出る出ないを抜きにした、作者の本当にやりたいことができているんだろうな〜と感じる作品」 が少し見えてくる … ような気がするよ
れすなし
この絵をみてみろよ! いや何も人気出ないよね〜w それがいいんだよ!
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