絵思想3
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2008/10/02(木) もののけのけ
24:42



もくじ
・新しい考え方



http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/archivemobile
こちらのブログで書かれていたことです。

好きなものは常に変化していく。
この言葉は薙に新しい考え方をもたらしました。

「私は●●が好き」
と断言する人がいますが、それは生まれた時から死ぬまでそうなのか?
「今は好き」なのであって、永久にその気持ちが続くわけではないはず。
薙はポップンが好きだと言っても、生まれた瞬間から好きだったわけではないし、
今後死ぬまで好きで居られるかは分からない。

これは趣味じゃなくてもそうなのだ。
食べ物だったり。
人だったり。
今愛している人は生まれてからずっと好きだったわけではないだろうし、
死ぬまで好きで居られるかどうかは明確ではない。

つまり、好きなこと、好きなものというのは、常に変化するのである。

そしてそれが、「好きなことを仕事にすることが一概に幸せとは言えない」ということに繋がるらしい。
つまり、今その仕事が好きだったとしても、毎日決められた時間に決められた内容をこなさなければいけない
「義務」になったとき、まだそれが好きで居られるか。

今の仕事が好きだという人は「今の仕事が好きだ」と自分に言い聞かせているのではないか?
そう思い込みでもしないと楽しくない。
あるいは本当に今の仕事が楽しくてしょうがない人もいるかもしれないが、
数年、十数年たった時同じ気持ちで仕事ができているかどうかはわからない。

好きなことをするというのは。
例えば仕事の合間や休日に「旅行に行きたい」と思えば旅行に行き。
アイスが食べたいと思えばアイスを食べに行き。
寝たいときに寝。
友達と遊びたいときに遊び。
金融関係の仕事に就こうと思えば今の仕事を辞めて勉強し。
やっぱこれ面白くないわと思って、プログラマーを志したり。

「好きな仕事をする」よりずっと好きなことをできているのではないか。

でも「私はこの仕事が好き」と自分に言い聞かせ、毎日同じ道を走り、同じ電車に乗り、
同じ会社で、同じ人と話し、同じような仕事を繰り返し、いつものように家路に着く。

途中、面白そうな本を見つけても、おいしそうな食べ物を見つけても、楽しそうな遊びを思いついても、
「仕事があるから」と、それらを諦め、後回しにする。
本当は仕事などすっぽかして「好きなこと」をしたいのに。

そしてそれは趣味でさえそうなのだ。

薙はもしかしたら「ポップンが好き」と自分に言い聞かせているだけかもしれない。
少なくとも今のところは、そうではない、と思うのだけど。
ただ、今一度、「これって本当に好きなんだろうか」と見つめなおしてみるのは面白いかもしれない。

「あんた好きなことばっかじゃ生活できんやろ」
という話もある。
少なくとも、その場その場でやりたい仕事につき、仕事をころころ変えていては出世しない。

しかし人生の価値だとか面白さは、出世や賃金や生活水準で決まるのか?
それらは、「今の仕事最高!適職!」と自分に言い聞かせてまで得るものなのか。
好きなときに好きなことをする。
そういう、自由な生き方は、お金では買えない。
自分の「得意分野」を活かし、それを一生使い込み、他のさまざまな誘惑を飲み込み、斬り捨てる生活では、
自由と呼べる時間はごく僅か。
自由時間、というか、精神が自由ではない。
帰宅してから、あるいは、休日ですら、明日の仕事のことを考えなければならない。
明日のことを考えると、あれこれ楽しい妄想が膨らむ旅行はできないし、
時には休日でさえ、明日のために仕事を進めなければならないこともある。
それは本当に「好きなことをしている」と言えるのか。

今は絵を描く仕事をやっているけど、最近、英語に興味がわいてきたから、
英語を勉強して、英会話の教師や同時通訳の仕事についてみよう!
とか、そういうかたちの自由もある。

ただ、その生き方は、「今の仕事が好き」と思い込むことよりよほど大変なのである。

だから薙は「今の仕事が好き」と思い込んで明日も明後日も
同じ時間に起き、同じ道を走り、同じ職場の同じ同僚に挨拶し、
同じような業務をこなし、同じ時間に帰宅して、わずかばかりの自由に満足しながら生きているのかなと思う。


※今回の思想の大半は冒頭で紹介したURLのブログの受け売りで、
 それを薙なりに要約したり、薙が感じたことを付け加えたりしてみたものです。



れすなし



Wood.


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