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2011/03/16(水)
いろはにほへと チリ地震
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26:45
もくじ ・プロローグ
惑星エニューは人類が増えすぎたことによる環境の悪化が深刻化していた。 環境の復活が困難とみた人類は、新たな惑星を求め、無人探査機を宇宙へ多数発進させる。
数十年という時間をかけつつ、探査機は1つずつ移住に適した惑星を発見していき、 そのたびに惑星エニューの人々は超巨大宇宙船による大規模な移民を行った。 一度に乗船できる人間は惑星エニューの人口の0.1%にも満たなかったが、 移民は順調に進み、それぞれの惑星で独自の国家を築き上げ、発展させていった。
移民計画開始から5番目に発見された惑星「シュラーエ」。 かつての母星エニューを髣髴とさせる水と緑の惑星であり、 最も美しい惑星であったが、あまり大きな惑星ではなかった。 一方、ごく近くにあった惑星「ネイム」は環境こそシュラーエより 劣悪ではあったが住めない星ではなく、表面積も十分にあった。
船員はシュラーエに移住する富裕層と、ネイムへの居住を余儀なくされる貧民層に分けられた。 ネイムへはシュラーエから物資などが送られる手筈になっていたが、 当然、物資は全てシュラーエの住人が掌握しており、ネイムの住人は苦しい生活を強いられる。 シュラーエに対するネイムの反感は募り、一斉蜂起も時間の問題となっていたが 兵器の類も全てシュラーエが握っていたため、それもままならずにいた。
しかしある時、状況は一変する。 ネイムの地下から、かつてネイムに存在したであろう文明の兵器が発見されたのである。 研究により、この兵器は無人の戦闘機だったらしいことが判明。
とはいえ、数百年以上放置されていた兵器が動くはずもなく、 また、シュラーエと戦うにはあまりに数が足りていなかった。
そこで、ネイムはこの兵器を極秘裏に研究、開発、量産することを決定。 ネイムでは何よりもこの兵器開発が最優先され、程なくして有人の試作機数機が完成する。 後に優秀なパイロット数人のデータを無人機に登録して実践投入する流れだったが、ここで事態が急変。 物資輸送船に乗り込ませたスパイから、シュラーエでも兵器開発を行っているとの情報が入る。 シュラーエでは現地の原生生物に改造を施し、生物兵器として活用する実験が既に実用段階に至っているらしい。 ネイムの兵器開発がバレてしまっていたのだろうか。
予断を許さない状況になったネイムは、無人機の量産を断念。 有人の試作機数機の少数精鋭部隊により、 シュラーエの生物兵器開発施設を直接攻撃する作戦を決行することとを決定した。
その戦闘機の戦力は凄まじく、青い誘導兵器を放ち敵を次々に撃墜していくことから、 後に蒼炎龍と呼ばれ歴史に名を残すことになる。
れすなし
なおしたよ!
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