|
2010/07/07(水)
いっぺーじ
|
|
|
26:38
もくじ ・窓付きの意思なのかー
※ ゆめにっきのエンディングのネタバレ及びゆめにっきの実況動画のネタバレを含んでいるので注意せよ
窓付きが最後にベランダから飛び降りることに関して、そこに窓付きの意思はあったのかを考える。
やんわり氏の実況動画、そのラストで 「僕がキー1つ押せば、この子、死んじゃうんですよ? 窓付きがこの結末を望んでいるかどうかに関係なく…。 だから、僕は、僕の手で、窓付きを… 窓付きを… ごめんなさい…!」(要約) というようなことを仰っている。 彼の実況動画のラストは薙がニコニコ動画を見てきた中で一番の名シーンだと感じている。
さてさて、ここが今回の話の核だ。 「窓付きは本当は死にたくなかったのか?」
ただ、少なくとも分かっていることがある。 あくまでゲーム中ではそうだから、という視点でしかものを考えられないのが薙の考察の弱いところだが…
ゲーム中で、プレイヤーがいくら扉に誘導しようと、何回扉を調べようと、窓付きは扉を開けてはくれない。
つまり、窓付きは「扉をあけて外に出たい」という意思を持っていなかった、 あるいは、そういう意思を持っていたにせよ、それ以上に拒絶する意思が強かった。
ききやまさんは、窓付きが部屋から出るエンディングを作ってはくれなかった。 なら、部屋から出るというのは窓付きの意思ではなかったということになる。
これにより、窓付きの行動範囲は大きく狭まった。 窓付きの部屋、ベランダ、夢、そして…ベランダのはるか下に見える地面…
さて、では、最終的に飛び降り自殺をするのは窓付きの望んだ結末だったのか。
ききやまさんは、窓付きが飛び降り自殺をするエンディングしか用意してはくれなかった。
だが、プレイヤー、すなわち、窓付きに残された選択肢はまだある。
夢。 飛び降り自殺はせず、ひたすら、寝て起きて、悪夢を見て、夢日記を綴る。 生きていると呼ぶにはあまりに悲惨な生活。
どうも、窓付きに自分を照らし合わせてしまうというか、ゲーム中での出来事だけが真実と考えてしまうというか、 そういう視点でしかものを考えられず、やんわり氏のように窓付きを自分とは別の存在とし、 窓付きには窓付きの意思があり、プレイヤーの手を離れて窓付き自身の意思で行動する力がある、 という見方をできないのが残念だが… 「だが、プレイヤー、すなわち、窓付きに残された選択肢はまだある。」の部分からだね。 プレイヤーの選択肢イコール窓付きの選択肢という考えになってしまったのは。 プレイヤーにできなくて窓付きにできることがあるかもという発想が今の薙にはうまくできない。
なので、薙の見解では、そういう結論に至った。
3行でまとめよう
・ゲーム中ではどんなに扉を調べても部屋から出ようとしない→部屋から出るのは窓付きの意思ではない。 ・プレイヤーに残された選択肢は、窓付きを生かして悪夢を見続けさせるか、殺して悪夢から開放するか。 ・生きて悪夢を見続けるか、死んで悪夢を断ち切るかが彼女の意思だったはず。どちらなのかは分からないが。
…しかしいささか早計ではないだろうか。 それに、仮にこの結論があっていたとして…女の子の命を奪うなど… だが、それとても…
我々にできることは…彼女のことを忘れずにいてあげることくらいか…。
れすなし
ひひ
|
|
|
|