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2010/12/02(木)
サイバネティック犯罪
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30:04
もくじ ・MUGEN動画に大量発生しているしょうもないコメントたち
1
MUGEN動画において最も下らないのが原作そのものの批判。
圧倒的にEFZ(エターナルファイターゼロ)と東方への批判が多い。 これらはデフォルメされた女の子が中心のゲームなので、 そういうキャラクターが大の男を倒すのが納得いかない…のだろうか? 薙には良く分からないけども。
更に言えば東方は元々シューティングゲームであり、MUGENにおいても格闘ゲームではそう見かけない量の飛び道具を放つ。 威力はそれほど高くないし、専用のゲージがあるため打ち続けることもできないのだが、 外見的に「どうやって近づくんだよ」みたいなイメージを持たれ易いのも要因かもしれない。
しかし原作批判のコメントは有名な作品であれば何にでもつく。
KOF(キングオブファイターズ)はコンボという概念が薄いぶん 超必殺技の一撃の威力が高いため「バ火力」と揶揄される。
GG(ギルティギア)はコンボの威力が高くロマンキャンセルで技を自由にキャンセルできるためコンボゲーと呼ばれる。
この手の人たちはそれを嫌っているのは事実だろうが、どちらかといえば 嫌っている作品を叩くことそのものが目的であるため、どんな些細な事も過剰に取り沙汰するので挙げるとキリがない。
正直、これらの視聴者はMUGEN動画を見るのに向いていない。 システムの違いを楽しめないようじゃMUGENユーザーとしては三流イカよ。
付け加えるなら、MUGENで原作性能を語るのもお門違い。 MUGENで活躍しているキャラクターは、原作のデータをぶっこ抜いてコピー・ペーストすれば出来上がるものではない。 特にシステムや行動を制御するCNSなどは、MUGENキャラ製作者たちが原作を再現するべく あれこれ試行錯誤しながら作ったものだ。
更に言えば、そもそも戦う相手が原作に存在しないやつばかりだ。 SF(ストリートファイター)のキャラクターが餓狼伝説のキャラクターと戦っているのに 原作云々などとのたまうと、それこそ笑われる。
つまり、原作と全く同じ挙動など期待できないのである。
キャラクターどうしでシステムが違うのは当たり前。 原作と同じ動きができないのも当たり前。 MUGENとはそういうものだという前提を忘れてはいけない。
2
コメントの中でも不可解なのは「xxは多すぎるから、ooを応援」といった類のコメント。 主に、超規模の大会、具体的にはゲジマユ、ゲジマシでよく見られるコメント。かなり多い。
多すぎるというのは、原作でも登場回数の多かったキャラクターや、改変が多いキャラクターなど。 具体的にキャラクターをあげるなら、リュウ、ケン、ザンギエフ、豪鬼、テリー、ロック、ギース、 オロチとミズチ(この2人の区別がつきにくいのも原因の1つ)、京、アルクェイド・・・など。
具体的なキャラクターではなく、作品そのものに対して使われることも多い(KOFは多すぎるから減ってもいい、など)
一体何のためにMUGEN動画を見ているのか。 いい勝負を見たいとか、好きなキャラクターを応援したいとか、そういう見方は出来ないのか。 「多いから負けていい」という見方のどこに面白さがあるのか。
同じ作品出身のキャラクターばかり勝ち残っては、MUGENのお祭りゲーらしさが損なわれるのは分かる。 しかし「負けていい」は無いだろう。
システムの違いに関するコメントにも共通するのだが、MUGENユーザーは 「好きなものを応援する」より「嫌いなものを批判する」ことのほうが圧倒的に多い。
ボクサーとレスラーがK-1で戦って、応援してるボクサーが負けたとき 「相手を掴むなんて卑怯だ」と非難するようなものか?
ある動画のうp主が言っていた言葉は今も薙の心に。 「何が嫌いかではなく、何が好きかで己を語れ」。 MUGEN動画の視聴者はあまりにも、嫌いなものを批判する姿勢が強すぎる。
続く
れすなし
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