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2010/10/04(月)
ぐっ・・・!
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17:19
もくじ ・ぢょいサウンドの「リアルタイムリクエスト」というものを初めて見た
ジョイサウンドというカラオケ会社(?)では、投票によって決められた人気の曲、 上位200曲をカラオケ配信するサービスを行っているようです。 https://joysound.com/ex/utasuki/request/entry.htm
まぁ、音ゲーの曲なんかあるかなと思って見てみたんだけど。 ミスティリミックスあったよ。
だが、見ていて一番気になったのはそこではない。
ボカロ多杉
ぐっ・・・!
……… …… …
実に全体の1/5くらいはボカロじゃないか? 歌手とかアーチスト涙目じゃないか。 この世はオタクのものとなるのか。 いや、ボカロイコールオタクと決め付けるのはいささか総計だが… その割合の多くをオタクが占めているのは間違いないだろう。 ネットユーザーでなければボカロの人気曲を知る術もないだろうし。
だが、ボカロには決定的な利点がある。
曲の量だ。
ボカロは…購入者すべてがアーチストとなる。 この世に音楽活動をしている人がどれだけいるのか分からんが… この数の差は大きい。 そして、その購入者全員が、ボカロの名前を使って作品を投稿する。
通常のアーチストは違う。 自分ら、作品に関わるごく一部の人間の名前しか入らない。 正に、数の暴力。
もはや「ボカロ」vs「他の音楽家全員」というレベルの全面戦争に突入しかねん勢いだ。
以前、ナニカのアニメの歌が音楽番組で取り上げられ、番組の雰囲気が軒並み盛り下がったという話があるが…
現に、薙が確認した段階で、リアルタイムリクエストの1位、3位はボカロである。
…
他の音楽家が、世に音楽を知らしめる手段というのも問題なのだろう。
インターネットというものは今や常識になったと薙は思っていたが、 薙の職場には未だに、パソコンの使い方が分からない人が数人いる。 エクセルで「ここの数字消えちゃったけどどうすればいい;」と聞いてくるレベルだ。 別にソレを莫迦にするつもりはないが…
パソコンさえ触ったことが無い人がいるのだから、インターネットなど…
インターネットを趣味としている人も世の中にはたくさんいるだろうが、 薙のように常時ホームページをあちこち行ったりきたりしている人間は多くないだろう。 あとは…1日何時間の暇があって、そのうち何時間をインターネットに割くか…時間の問題だ。
ボカロはインターネットを中心に活動しているといってほぼ差し支えないだろう。 つまり、割合として…ボカロファンはネットユーザーが中心となる。
ネットユーザーは動画共有サイトなどで、ボカロの人気曲をいち早く聞くことが出来、人気の広がりも速い…とか… そういうこともあるにはあるが…話の核はその逆だ。
ボカロ以外のアーチストはどうするのか。 CDを出しても売り上げがなければ意味が無い。 売り上げは、曲の良し悪しではなく、人気に左右される(これは曲に限らず全ての商品に共通する)。 つまり基本的に「既に人気の出ている作家の曲」しか売れないことになる。
特に、名前の知れていない作家は悲惨だ… CDを出しても、新しく人気が「出る」というのは、稀なパターンだろう。 たいていは、売りたくても人気が無いので売れず破産…
これはインターネットでもあまり変わらない。 ボカロのように動画サイトで曲をうpしようが、多くの動画に飲まれ埋もれるのがオチ。
自分の作品がどんなに良かろうと、それを知らしめる手段が無い。
ボカロはすでに人気がある。 しかも、その人気は作曲者ではなく、ボカロそのもののものである。
その人気者は、1人(…ボカロが正確に何人いるのかは分からないが、1人を共有するのは同じだろう)にも関わらず、 その1人に、全国の購入者がいっせいに曲を歌わせ、インターネットを媒介に曲を広めていく。
ジョイサウンドのリアルタイムリクエストのランキングにボカロが数多く食い込んでいるのは、 そういったシステム面での違いがあるからに違いない。 普通のアーチストとは違うのだ。
そもそもにして、どんなに人気のあるアーチストだろうと、ランキングにはアーチストが作ったぶんしか登録されない。 超人気曲を5曲作ったとしても、ランキングに掲載されるのは5曲までだ。
…そう、冒頭に書いたけど 「曲数が圧倒的に違う」 のだ。
だから、プロのアーチストや作曲家さん、ボカロに負けたからって気にすんなーw
アニメのテーマソングに負けたのは別だけどね。 それはあんた、ボカロの物量とは関係なく、単純に人気で負けてるってことだよ。
※補足1 ボカロの人気は作曲者ではなくボカロそのもののものだということを文中に書いているけど、 ちゃんと、人気のあるボカロ曲の作曲者が居るということは知っているつもりですのでご理解下さい
※補足2 ボカロはただ曲の数が多いだけで、質は低いという書き方になってるかもしれないけど、 曲が多ければそのぶん名曲も生まれやすいだろうということです
れずなし
葬儀会場の隅っこで独り黙々と描いたタンホイザーのモーション案(投げ
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