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2005/02/04(金)
僕らの時代【夏風馨】
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■僕らの時代(デス種 二次 アスラン)
「俺の家族はアスハに殺されたんだっ!! 」
頭の中にふと甦った科白。 自分と同じ“赤”を纏った男の子。 その力を憎しみのために使っている──確かシン、と言ったか。 アスランはまだ着慣れないパイロットスーツに着替えて、溜め息を吐いた。
憎しみだけが彼の力
いつかあの幼い心はそれがゆえに傷付き壊れてしまうかもしれない。
ふと外が見たくて、入った場所で赤い瞳をした少年がいた。 反射的にアスランは目を逸らして、窓へと歩み寄った。 シンの不機嫌そうな表情は見ていて辛かった。
「何故、あなたみたいな人がオーブなんかに……っっ」
オーブを憎む事でしか生きられないのかもしれない。 目の前で失われたものの重さはまだ彼を解き放さないだろう。
ああ 心を閉じて 背を向ける人よ──
彼をこんな風にしてしまったのはカガリではない。 しかし、アスハ家と言う個人を恨めば楽なのだ。 それが間違いと言えない自分がいる。 後ろ暗いからなのだと、アスランは思った。 けれど、思わずにはいられない。
僕らの言葉に 耳を傾けて──
前を向け、少年。 君が真実を見つければ、きっと……
もうそれ以上そこに 立ち止まらないで 僕らの時代が 少しずつ今も動いている
そう、大人が支配しているだけの世界じゃない。 君にはきっと動かす力が、ある筈だ。
そうだよな、キラ?
はい、どうかしてます。 オフコースの『僕らの時代』を聴いてたら何か書きたくなった。 んで即興。 後で消しとこっと。 ってか、ハツカネズミって奴ですか? シンは早く主人公になってもらいたいです。 だって、私、殆ど喋ったの見た事ないし(笑)。
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