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2004/12/04(土)
衝撃。緑イボ怪獣。
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年末ですねー!一年、ほんま早いっす。なんか、また年とるんやなぁと、しみじみ。 年末だからか、最近憂鬱だからか、なぜか酒呑んでます。 オヤジかよ、と皆さんに言われます。 生→焼酎→熱燗。この王道をいく呑み方(?)に「オヤジ」っちゅー意見が出るみたいです。 まだお酒、あんまり…なんて言う未成年の皆さん。私もかつてそうでした。 1杯目で真っ赤になってクラクラでした。おいしいとも思わないし。 でも高校のとき、某ライブ会場にて、ふと呑んだビールがうまくてうまくて。 「え、ビールてうまいんや」と感じたが最後、だんだんと酒のみコースへ。 ほんでまた飲む機会って年とともに増えるじゃないですか、するとどうだろう。 「なんか…カクテルって…甘くて飲めないや」 と、思ったが最後。人は焼酎にはしります。 焼酎をのんで健康志向だと勝手に解釈するんですね。怖いですね。 「男の子の前ではそんなに飲んじゃだめやで」とよく言われますが、生来ブリッコ気質が0に近い私は、男の子いても普通に呑みます。 だからダメなんですねー、皆さんはきちんとブリッコしましょうね。 ワインのような小洒落た飲み物はなぜか苦手です。 まだまだ真の呑み助道は険しいです。 (なりたくもないけどね、日々進んでる)
昨日も飲んで朝帰ってきた私ですが、ふとテレビをつけると。 「今日は体操にチャレンジだー」 ??…は?? 真っ赤なムォファムォファの眼球飛び出し目玉泳ぎすぎ、白い手だけやけにリアルななんでもすぐ口にいれる「〜ですぞー」が口癖の化け物と、 やっと、もとい、 黄緑の半目に出っ歯、腹だけボーダー手にイボイボついてる自称恐竜野郎が日体大に来ていて、どうやら体操をするらしい。 まだチャレンジ人生を送っていたのか、緑イボ怪獣よ。 私が幼少のころから見ている彼だが、チャレンジのしすぎか、最近は少し色あせてみえる。 (作り変えてるとは思うが。あっ、夢のない発言) モトクロスでケインコスギに勝たないでくれ。 水上を水しぶきあげながらマシンで走らないでくれ。 華麗なコザックきめないでくれ。 奴はチャレンジこそが人生なのか。そうか。 声は微妙に年くってきたが、中身はあの頃のままなのか。緑イボ怪獣よ。 私がまだ社会性を持ち合わせていなかったあの頃から、奴はアスリート界のトップを走り続けてきたのか。 そして今日は体操にチャレンジするという。 赤い自称イエティの化け物に「お前はランニングでもしてダイエットしてこいボケェ」と言い放ち、体育館から追い出し、早速自分は体操にとりかかる緑イボ怪獣。
まずは鉄棒。 私は自分の目をうたがった。 もうかなりお年をめしているはずの緑イボ怪獣が、体操用の鉄棒でクルリと華麗な逆上がりを披露した。 はたまた、恐竜だけにいまだピチピチなのか!? それだけではない。 なんと緑イボ怪獣はそこから大車輪に持ち込んだのだ!! 頭がでかすぎて、回るたびに鉄棒に頭が「ガッ」とつかえる様をみて、 私はおもわず「ブラブォーーーーーーー!!」とスタンディングオーベーションしている自分に気づいた。 そして着地。あざやかなフィニッシュとなった。
つづいて平行棒。 緑イボ怪獣は腕の力だけでその巨体を直角にし、支えて見せた。 まわりの日体大生から歓声があがる。 しかもどんな技をくりだしても「ハッ」「よっ」と、奴は息があがる様子もないのだ。 その頃には、私は緑イボ怪獣に瞳をさらわれてしまっていた。
つづいてあん馬。 さすがにこれには無理があったようだ!! 回れないのだ!! あのでかいケツとアシがどうしてもつっかかるのだ!! さっきは歓声が上がっていた体育館が失笑で包まれる。 緑イボ怪獣もそれとなく雰囲気を感じ取ったのであろう。 少し淋しそうに見えた。 だがくじけずに回る緑イボ。 なんとかクリアでフィニッシュ!!
最後はつり輪。 これは…つかまるだけでも相当なはずだ。 もうあの緑野郎がそこにいる、その映像だけで褒め称えたい。 だが緑イボ怪獣は巨体を腕力でもちあげ、ピンと脚を伸ばし、体を綺麗な直角にして見せた。 そこからさらに、クルリとまわって、あの野郎、とうとう逆さになってポーズを決めやがったのだ! すごすぎる、すごすぎるぞ緑イボ怪獣!!! もうあんたにゃぁかなわねぇよ。 そして誇らしげにフィニッシュ… そのとき私は気づいたのだ。 頬をつたう熱い涙を。
ありがとう緑イボ怪獣よ! こんなに長い文章になっちまったぜ!
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