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ヲタ日記
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2011/03/20(日)
私は電子図書にはあまり興味がないのだ。
膨大な量の、しかも一冊一冊が重い辞典やら専門書なんかは、電子化されてアプリでいつでも開けるというのは確かに便利。私も韓国語と中国語の辞書は音声付きアプリを利用しているし。ほんと便利。

でも小説や漫画は、出来れば手で紙の頁を捲りたいんだよなぁ。等とweb上に文章書いてる奴が言うなよという感じですが、ウチにお通い下さっている方々は小説好きだと思うから、共感して頂ける方も多いかと。本は買って自分の手で重さを感じながら読みたい、あー腕だりーとか言いながら寝っころがって読みたい。


最近また、中井英夫の「虚無への供物」を読んでいる。
中井英夫は私が絶賛中二病の頃に出会った(本を手にしたの意)作家で、特にこの「虚無への供物」を読み終えた直後のあの「どうしよう……!」感というか、いや別に何をどうこうするわけじゃなくて、これは三島由紀夫の「金閣寺」の類い稀な美しい一文を目にした時や、ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」の例の弟がほにゃららな時や、兎に角もう自分の脳のキャパぎっちぎちにしてくる、圧倒的なあの感覚を受けた際に「どうしよう……!」となるのだが、あの頃に受けた衝撃、静かなる興奮を味わいたくて、こうして今また頁を捲る日々である。


同じ作品でも、読み返す時期によってまた新たな何かに気付く事があったりするよね。知識を得た後だから解る隠喩だったり、経験したからこそ理解出来る人間の感情や、行動だったり。
そう考えるとね、作家って凄ぇわって。なんだろうね、世界で一番人間の脳味噌が意味不明だわ。どうなってんのマジで。
宇宙と人間の脳味噌にあるニューロンが同じっていう有名な比較画像があるけど(添付画像参照)、本当にこの頭ん中って無限だわと、素晴らしい作品・作家に出会う度に感動する。



自分の人生を変えた一冊を挙げるなら、皆様はどれを挙げますか?
ジャンル問わずお薦めがありましたら是非(・∀・)


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