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2010/02/01(月)
メルマガバックナンバー(2009.04.14配信)
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【星間飛行〜アベルとエステル】
今日の職務を終えたエステルは独り、剣の館前の庭にいた。 噴水の縁に腰を下ろし、ぼんやりと夜を見上げていると、館から出てきた背の高い人影が、エステルに気付いてゆっくりと近付いてくる。 庭先の外灯まで来たアベルは、ニヤリと笑って左手を上げた。
「夢でお会いして以来ですね」 「や、そんな胸張られても貴方の夢なんか見てません」 「エステルさん、もうお仕事終わったんですか?」 「そういう神父さまは?」 「今さっき。帰ろうかな〜と思ったら……」 「な、何ですか」 「私に御用があるのはエステルさんの方でしょう?」 「ありません!」 「おやぁ〜?」 「デレデレしないで下さい。私はたまたま、」 「はいはい。職員寮まで送りますから、帰りましょう」 「……はい」 「足元気を付けて下さいね」 「平気ですよ。だってホラ、今日はこんなに星が明るいし」
夜空を見上げるエステルの横顔に優しい眼差しを向けた後、アベルは自分の左腕を右手で指差し、またもやニヤリとした。
「アベルのここ、空いてますよ」 「……お断りします」 「今迷った!」 「迷ってません!」
──流星にまたがって、貴方に急降下。
fin
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
なんといいますか、付き合って恋人同士の目眩くイロハなアレをシャイニングフォースなのも良いんですけれど、あの人私の事どう思ってんだろ〜多分嫌われてはいないと思うんだけど〜ていうか好きだよね?なんとなく伝わってくるっつーか私の気持ちもバレてるよね?だのに仲良くしてくれるってもしかしなくてもそーゆー事?嬉しいけど確認するには勇気がいるしな〜いやいやどーなんだべ……的なw、片思いから両思いへの変換期における、くすぐってぇようなこっぱずかしぃような、キラキラした関係が一番好きです。
私にも昔あったんだよ!信じて貰えないかも知れないんだけどさ!wwwwwwwwwwwww 今でも思い出の中の彼と私はキラキラしています。かなり時間が経って125%くらい美化されとりますがw、皆さんもそういう思い出はどうぞ大切に。
但し、脳内で美化された思い出ばかりに縋るのは、精神の健康上あまりよろしくないでしょう。 人間の脳は案外いい加減で、記憶の改竄など平気でやってしまうので、私や貴方の「それ」は、「事実」を多少脚色したものかも知れません。 良い思い出はより美しく、悪い思い出はより深刻な演出で、我々を一喜一憂させてくる「過去」ですが、どうにか上手いことしながら引き続き適当に生きていきましょう。
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