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2010/12/23(木)
天皇誕生日
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日本人ならイブイブよりこっちだろ!世間は馬鹿か!
今上陛下と美智子様は本当に素敵だ。どんな苦労されたかなんて我々庶民には到底想像出来ないが、自分の子供を自分の母乳で育てるとか、お弁当は自分で作りたいとか、そんな「当たり前の幸福」を皇室で初めて実践されたのが美智子様だ。前代未聞の彼女の願いを叶えて差し上げた陛下は、間違いなく世界でも最も優れた、善き夫なのだ。
皇太子殿下が4歳になられた時、皇太子としての教育が始まり、陛下や美智子様とは離れて暮らすことになった。 慣習とはいえ、まだ4歳の子供と離れなくてはならない親の辛さはどれほどだったろう。たった4歳で、昨日までの父と母が「陛下」と「妃殿下」になり、それを「理解しろ」と言われた子供は、どれほど淋しかっただろう。
こんな話がある。 皇太子殿下がお付きの人達と暮らす東宮に務めていた、侍従長の話だ。
皇太子殿下が幼稚舎にお通いだった頃、小等部に上がる前に髪を切りましょうと侍従長に言われたが、殿下はいつも嫌がって髪を切らせてはくれなかった。 ある時、殿下が眠っている間に、侍従長は殿下に黙って髪を切ってしまう。 翌朝目が覚めた殿下は、鏡に映る自分に大層驚いたが、何も言わず普段通り朝食を摂り始める。 そして誰を責めるでもなく、泣くでもなく、ぽつりと、こう言った。
「こんどからは、いわれたことをちゃんとするから、だまってやるのは、やめてね」
小学校に上がるか上がらないかの子供にこんな事を言わせてしまうなんて……と、私は読んでて悲しくなったのだが、この報告を聞いた陛下と美智子様は、もっと悲しかったに違いない。
皇室を批判する人達の中には、「彼らは恵まれてるだろ!我々の税金で暮らして生活の不安もない、楽して生きてる!」と言う人もいるけれど、本当にそう思うか? 口を開けば不平や不満ばかり、事ある毎に「幸せになりたい」と叫ぶ人達に、幸せとは一体何なのかということを、明確に、適切に、ゆるぎなく回答出来る者は、殆どいない。 君はどうだ? 私は言えるぞ、ゆるぎなく、一点をだ。
政府が新しく「国民の幸福度を測る」と言い出した。 各国で重視されているだの経済成長の目安になるだのマスコミはこぞって理由付けてはいるが、財政が困窮している日本政府にまた新しい部署が増えて新しい役職が増えて新しい天下りが増えるだけ、私にはそうとしか思えないのだよ。 データを採ってもね、生かさなきゃダメでしょ?事業仕分けと同じ匂いがするんだよ。
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