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2010/12/21(火)
ノル森
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※あの本の信者さん達はこの先を読まない方が精神衛生上良いでしょう(・∀・)y-~
私が「ノルウェイの森」を初めて読んだのは、あれは確か14・5歳の頃だったように思う。 誰に勧められたのかは覚えていないが、赤と緑のハードカバーを二冊借り、取り敢えず読んでみることに。
………私は凄く少数派かも知れない、だって現代小説の最高峰なんでしょ?だから私の感想がアウェイなのも知ってる、世界中にハルキストがいるのも解ってる、だが!一読者として!言う!
村上春樹の書く話は好きじゃないwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
さらに言うなら「ハルキスト」と自称し「一番好きな作家」に「村上春樹」の名前を挙げる人とは根本的な価値観の違いを感じて深く関わり合う事を今までずっと避けてきた、どんなに好きな相手でも本の話になって「ノルウェイの森が一番感動した><」と言われた途端に「貴様とは金輪際縁を切る!」と心の中で鉈を振るってきたのだ。 いやまじで。
中学生の私があの本の何に激怒したのか今となっては解らない……さっき「初めて読んだのは〜」って書いたけど読んだのは後にも先にもそれ一度きり、だから内容も既にうろ覚えもいいとこだ、一体当時の私に何があったのかwwwwwwwwww
多分、多分だけどね、「あんなものは愛じゃない」って憤慨したのかも知れないな。若いOLが「真実の愛の話です」って泣きながら感想を言うそのたんびに、「はぁぁぁぁあ!?」って言ってたからねwwwwww嫌な子供だねwwwwww
ああそうか! 私は村上春樹が嫌いなんじゃなくて、「ノルウェイの森」を読んだ感想を述べるのに愛や感動という言葉を使う人が嫌いなんだ、今わかった。
これは純愛のフリしたエゴと狂気の沙汰の物語。
キズキもワタナベも直子も緑も、みんな「自分」が一番大切だった、恋愛で「自分にとっての利益を重視・優先させた」から、誰も彼も傷付いてあんな風になった。 それは愛ではない、誰かを一途に愛したわけじゃない、「あの人のことを愛してたけれど叶わないから届かないから忘れられないから病んだり死んだりするの」は、恐ろしい自己愛から発生する狂気以外の何物でもなかろ?
……みたいな感想というか私と同様の見解を「ノルウェイの森」に持つ人に、私は今まで一度も出会っていない。とりわけ自称ハルキストの中には殆どいなかった。こういう話なんだよと私に説明した上で「だから僕は私はノル森が好きなんだ」と言ってくれたなら、私はその人を好きでいたのに。
この本を「深く愛する姿に感動した」等と言っちゃうファンばかりだから、中学生の頃から私は村上春樹さえも好きになれなかったのだ。 でもそれは違うね、読者のレビューが作者の意図をヒャクパー反映してるわけないもの、私のこの村上春樹食わず嫌いは間違ってたね。 今後はもっと彼の作品を読んでみようと思います。
はー、結論出てすっきりしたwwwwww
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