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2010/10/30(土)
よしなしごと
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「美の巨人」で月岡芳年の月百姿特集やってましたな! 芳年と云えば残酷絵ですが、ちらっとしか取り上げなかったですねー、残念。 「高尾」「弄月」「瀧夜叉」…芳年の絵は画像フォルダにこれでもかと入ってますが、実は此処のTOP画用にも芳年で準備していたものがあります…結局お蔵入りしちゃったけど、日記に添付しときます。 芳年の絵に興味を持たれた方は、画集なんかも出てますので是非。
カレンダー見たら10月末から読書週間なんですね。 漫画リスペクトな私ですが、アレを「読書」カテゴリに入れるのは流石に躊躇われw、さて秋の夜長に何を読もうかなと私が選んだのが所謂哲学書あれこれ。 哲学書といっても専門的なものでなく、カミュとかドストエフスキーとかね、あれは小説ではあるけれど立派な哲学書でもあります。
日記などで読み取れる私の思考は限りなくポストモダン的です。「ニーチェ?キルケゴール?まぁ色々あるんでしょ?いいじゃない、それで」と、ポストモダン(近代思想)と呼ぶには凄く乱暴で雑(性格通りw)ではありますが、宗教感もそうですね、八百万結構。 とはいえ専攻なわけではないので、本気で哲学をやってる人に「君の主義は?」と訊かれ「ポストモダン」と答えてしまいあれこれ議論ふっかけられても面倒……あ、いや、「禅」かな、今は結局、「禅」に落ち着いています。ただ其処に在るだけ、あらゆる事に意味なんか端からないんだよって考え方です。 「生きる意味は何ですか?」との問いに、私は「意味なんかねーよ!そんなもん考えてっからてめーの人生ややこしくなんだよバカ!」と答えてきました、禅 で すwwwwwwwwww
哲学ってどうして哲学やってない人を排除しちゃう傾向にあるんだろうね? 「唯物論」も「唯我論」も、「実存主義」も「永劫回帰」も、文字で見ただけじゃ何を指すのか解らないし、難しそうじゃん。またさ、哲学やってりゃ賢いみたいなさ、なんであいつらは万人に理解出来るように伝えようとしないんだろうね。言葉なんて伝わらなきゃ存在する意味なんかないのにさ。
以前、私は第九や日の丸が好きだという日記を書きましたが、アレも哲学です。 好きな理由として挙げた「簡潔で、単純で、的確なものこそ美しく、価値がある」という考え方は、ニーチェの唱えた「アフォリズム」です。 哲学書なんか読んだことなくたって、我々の主義思想は誰かの唱えた主義思想の一片と重なっていたりするんですよ。 貴方や私の中に哲学はある。だから、「哲学は賢ぶりたい奴が振りかざす紙で出来た剣」だなどと揶揄するのは、知らず知らず自らの主義思想すら否定している、つまり自分で自分の存在理由を否定していることになりかねません。存在してしない人間が何を言っても無駄ですからね、誰かに嫌味で喧嘩を売る際には恥をかく覚悟をされたし。 それが嫌なら、沈黙していることです。
ニーチェの「アフォリズム」について私は「主義思想の一片と重なる」と書きましたが、私は別にニーチェ万歳人間なわけではないのです。それは彼が厨二病をこじらせて死んだからですwwwwwwwwwwwwwwwww 哲学なんか生真面目にやったら、突如世界の、宇宙の、森羅万象すべてが視えた気になって、そこから得られる奇妙な万能感から悟りを開いたかの如く、「自分は神もしくは神の生まれ変わり」だなどとほざきだす、ほらほらまるで新興宗教の教祖みたいな事になるんですよwwwwww人間は馬鹿ですねwwwwwwwwwww ニーチェなんて「神は死んだ!」とか言って実存主義の無神論だったのに「いや実は僕は仏陀の生まれ変わりでね(キリッ」って急に言い出して友達全員に「あいつやべーな無視しよーぜ」つってハブられてたからねwwwwww厨二病こじらすとこうなるwwwwww
哲学は真実とは何かを追い求める、真理を知る為の学問ですが、ややこしく考え過ぎると人間は死ぬしかなくなります。芥川龍之介や太宰治の死因もこれだと思っています。
何故死ぬしかないかって? だってまだ誰も真理なんて知らないし、これから先、其処へ人間が辿り着けるとは、到底思えないのですから。
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