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2009/04/03(金)
遊☆愚☆王〜デュエルモンスターズ〜
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「…俺は剣に生きて剣に死ぬ男だった筈だが」 「はいこれ貴方の分ね」 「……何故カードを渡されているのか……ミラノ公、」 「なんですか」 「このカードは一体?」 「それでモンスターを召喚出来るのです、ホラ、カードに絵が描いてあるでしょう」 「……この死魚の目をした黒髪の男の絵はケンプファーでは?」 「ブラックマジシャンボーイです」 「…………」 「ボーイです」 「…………」 「大体ね、剣だけで敵と渡り合えるというその自信はどっから来るというのです。相手は遺失技術をこれでもかと使ってくるのに」 「……自信は日々の鍛練というか努力は嘘を吐かないっていうか」 「甘いぞユーグ!」 「…………」 「努力さえすれば何でも出来るとかそんなふざけた学校教育みたいなこと思ってるんじゃないでしょうね」 「いえ………」 「まぁ不安ならこれもあげるわ、エネミーコントローラーよ」 「……これは?」 「コマンドを入力する事で相手を操る事が出来るのよ、エネコン最強よ」 「人形使いの糸に対抗するワケか……」 「↑↑↓↓←→←→BA」 「いやそれコナミコマンドじゃ……」 「黙れ凡骨!」 「ユーグですけど」 「カードにはモンスターカードの他にもマジックカード、トラップカード、AMEXブラックカード」 「最後おかしいですよ」 「AMEXブラックは限度額がないの、日本人の所有者は数えるくらいしかいないわ。中原は1人知ってるけど大きな声じゃ言えない職業の人よ……」 「いやそんなミラノ公が小声になった所でこれ文字だから伝わりませんよ」
トレス 「俺のターン!」
「……神父トレス、何だ急に」 「主催者権限により俺もデュエルに参加する事になった」 「主催者権限…?」 「スフォルツァスペシャルルールだ。勝負だユーグ・ド・ヴァトー!リバースカードオープン!」 「えっもう始まっt」 「ドロー!モンスターカード!生け贄を三体捧げレッドアイズブラックドラゴンを召喚!」
アベル 「……あれ?どうして私こんなとこに?」
「……神父トレス、アレは役に立つのか?」 「否定。爆破する」
糸冬 了
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