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2008/08/22(金)
アベルとラドゥ
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「えー…本日はルクソール男爵閣下にお越し頂きまし…」 「……………」 「……エ、エヘ…何を…お話ししましょうか?」 「………………」 「そ、そうですよねぇ!私達別に話す事なんてありませんよねぇ!?大体貴方がまだ意識あるうちの最期に私立ち会ってませんしぃ〜んもぅ〜スミマセンねぇ〜折角化けて出て頂いたのに、」 「貴様……極光の牙以降イオンの"相棒"と名乗っているそうだが」 「え?あ、ハイ、最初はイオンさんも迷惑そうにしてらしたんですけどね、ウフフ、ホラ、イヤよイヤよも好きのうちと申しますか……って熱っ!ちょっと火、火!あっつ!」 「メンフィス伯閣下」 「はい?」 「メンフィス伯閣下だ。馴れ馴れしくイオンなどと呼ぶな」 「……はぁ」 「それに直轄監察官、キエフ侯にも相棒呼びさせているだろう」 「アストさん?えぇまぁそれも彼女からっていうか素直じゃないアストさんが好きっていうかンフフフフ……ってだから火!顔近い近い!」 「我ら帝国貴族にとって相棒-トヴァラシュ-は特別な存在を指すものだ、貴様のようにポンポン作れば良いというものではない」 「ス……スミマセン…宜しければルクソール男爵閣下、相棒のなんたるかを色々ご鞭撻下さると有難かったりします」 「……トヴァラシュとは、互いに命を預け合う友の事だ」 「はいはい」 「何よりも信頼し合う、それが大事」 「ふむふむ」 「そして淋しい時には互いを慰め合ったり」 「はいは……ゑ?」 「(ピー)した(ピー)を(ピー)に(ピー)んだり」 「いやいやいや、ルクソール男爵閣下?」 「(ピー)しく(ピー)したり(ピー)の(ピー)に(ピー)を(ピー)させながら…嗚呼、イオン、君はこんな男と…!」 「待って!私そんな事してませんっ!」 「……イオンには手を出すな、さもないと、」 「さもないと…?」 「貴様の(ピー)を(ピー)にした挙げ句(ピー)だ」 「もしもしイオンさん?私と相棒解消して下さい」
糸冬 了
ラドゥが何を言ったかはご想像にお任せします
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