|
2007/11/23(金)
カテリーナとアベル@
|
|
|
「……と、報告は以上です」 「ご苦労様でした、ナイトロード神父」 「……」 「どうしたのアベル?まだ何か?」 「カテリーナさん…何か私に言うことないですか?あるでしょう?」 「…いいえ?何も?」 「いえある筈です!ほら!」 「そんな事を言われても…困ったわね、本当に何も…ああ、貴方が先日提出した領収書の件でしたらやはり経費では認められないので自腹を切っt」 「そんっな恐ろしい話じゃなくって!今日は何日ですか!?」 「は?」 「勤・労・感・謝の日!常日頃から身を粉にして働いている部下に上司が労いの優しい言葉を掛けてくれていい日です!」 「…私さっきご苦労様って言ったわよ?」 「そんなのいつもと同じじゃないですか」 「……解ったわよ、要求を言いなさい」 「にっこり笑って"アベルいつも有難う、貴方がいてくれて本当に良かったわ、来月からお給金を倍額にするわね"」 「し ま せ ん。他に用がないなら早く帰りなさい」 「…はぁい」 「……アベル、」 「はい?」 「いつも有難う。貴方がいてくれて良かった」 「……本当に?」 「……本当に」
fin
なんでもないような事が幸せだったと思うようになるんだよね、誰でもさ(ロード的着地)
|
|
|