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2006/08/05(土)
web拍手ネタ、移植。
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【思春期未満オトコ盛り〜中等部編〜】
・「イオン、掃除当番終わった?じゃあ帰ろうか」 ・「すまぬ、ラドゥ…今日は図書館へ寄って帰りたいのだ」 ・「図書館?なぜ」 ・「む…期末がヤバイのじゃ!首席の汝には理解出来まい」 ・「なんだ、勉強か…教えようか?」 ・「いや、いい」 ・「遠慮しなくていいさ」 ・「ホントにいいってば!あ、カバン!返せ!」 ・「ホラホラ、置いてくよ」
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・「…で、何から始めるの」 ・「数学から…」 ・「了解。教科書開いて。まずコレは…」 ・(うわ、近い。…ラドゥ、睫毛長っ。何だろ、良い匂い…) ・「…イオン、聞いてる?」 ・「!!!!」 ・「…ボーッとして、何考えてたの」 ・「え?ななななんでもなi」 ・「何、こんなに心臓ドキドキさせて」 ・「ちょ!さささ触っ…!」 ・「早く答えて。じゃなきゃずっと触ってる」 ・「困る!!…エート、その、」 ・「うん?」 ・「ラ、ラドゥは生えたか!?」 ・「何 が ?」 ・「だってもう中2じゃ。ラドゥは頭も良いし背も高いし良い匂いするし」 ・「頭とか匂いとか関係ないんじゃ…クス、イオン、君は気にしているのかい?」 ・「当然じゃ!!余と汝は同い年なのにこの差は…」 ・「シーッ、…こっち来て」 ・「あ」 ・「本棚の後ろならいいか…イオン、」 ・(わ、また…顔が近い) ・「成長には個人差がある。君は焦って大人になろうとしなくていい」 ・「解っておる。なれど余が知らない事もラドゥは知っておるだろう?…狡い」 ・「あー…イオンはそのままがいいんだ。知って後悔する事も世の中にはある」 ・「…ラドゥは後悔しておるのか?」
余がラドゥの青銅色の瞳を見返すと、ラドゥはちょっと困った顔をして、どうだろうね?と笑った。
・「不公平じゃな…余だけ置いてけぼりじゃ」 ・「拗ねないの。毛なんかなくてもそれはそれで」 ・「なに?」 ・「なんでもない」
こんな風に勉強だけじゃなく、ラドゥが知ってる色んなコト、いつか余に教えてくれる日が来るのじゃろうか…
糸冬 了
そんなこんなで高等部編をupしました。拍手ネタに三千字も使うなんてどうかしてるとしかwww
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