調査報告書
ヲタ日記
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2006/07/05(水) 新☆ディートリッヒとケンプファーN
〜前回のあらすじ〜
神社の以下略

◆◇◆◇◆◇◆◇

「…我が前にユンゲス、我が後ろにテレタルカエ、右手に嘘、左手に愛」
「右手に剣、左手に盾、だよ人形使い」
「覚えらんないよ…なんかこう…パパッと出来ないの?」
「私の魔術は繊細で高尚なのでね。ていうかいい加減その三つ編み解いてくれないかな?私にもイメージというものが」
「邪魔なんだってば。大体ね、スーツだって面倒なんだよ…いっそB系にイメチェンしない?田中聖よろしく」
「私の白い顔で"嬢ちゃん"はないだろう…髪が邪魔だからと切ったりしたら覚悟したまえよ?君のこの躯は二度とまともに座れない尻になるからね」
「……ほんとやめてね」
「しかしいつまでもこのままというワケにはいかないね…困ったね、今夜私は我が君に呼ばれているのだが」
「それ僕が行くって事?何の話すればいいの?」
「イブリースの首尾をね。なに、頷いて"いかようにも、マインヘル"と優雅に微笑んでいてくれれば…」
「そんなんじゃ絶対バレちゃうじゃん…イヤ、イブリースの件なら僕でもまだなんとかなるかな。アレでしょ、僕が造ったイブリース制御プログラムの…あっ!」
「どうかしたかね?」
「しまった…僕も今夜それの打ち合せだよ」
「誰と」
「炎の剣ーフランベルクーと。彼さぁ、大事なおホモ達を裏切るのに躊躇ってるっぽいんだよね…これだからイヤなんだよ、真性は」
「…ほう…」
「……ちょっと。何ニヤニヤしてんのさ」
「別に」
「嘘だ。…イザーク、頼むから普通に打ち合せしてよ?」
「可愛くお願いしてくれたら聞いてあげない事もないがね」
「やだよ。あと言葉使いにも気を付けてよ!僕はそんな爺臭い喋り方はしないんだからね」
「解ってるよ、やだなぁイザーク…君こそしっかりね」

ディートの殻を被ったイザークは、目の前の自分の顔を眺めてふわりと笑うと、部屋を出て行きました…

「不安だっ…!!」

独り残されたイザークの姿をしたディートは、低く呻いて暫く頭を抱えておりました…



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