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2006/02/02(木)
ペテロとパウラ@
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「局長、お呼びでしょうか」 「ああ、シスター・パウラ。今月は下期決算だったなと思い出してな、総務への報告書は…」 「ご心配なく。期日までに提出致します」 「う、うむ、別に君を信頼していないワケではなくてだなッ、一応局長として確認を…」 「当然です。目を通して頂かなくては……局長、今何か後ろに隠しませんでしたか?」 「ぬ。某は別に何も、あッ!」 「…何ですか、この絵は…執務中に落書きですか」 「失敬なッ!これは来たる"異端審問局春の取り締まり強化キャンペーン"用マスコットのデザイン画で」 「……」 「警視庁にはピーポ君、サトウ製薬にはサトちゃん、不二家にはペコちゃん…ううむ、参考にしたとしても似過ぎては訴えられかねんしな…」 「しかし局長、局長が描いたこれはどう見ても某黄色い電気鼠です。ちなみにその描きかけのは某縞柄下着電撃鬼娘です。訴えられますよ」 「なッ…!…異端審問局のマークは雷だから丁度良いと思ったんだが…そうだ、君何か良いアイデアはないか?」 「………私が、ですか」 「女性の繊細な表現力でひとつ頼む。ハイ、紙と鉛筆」 「…こんな感じで宜しければ…」 「ややッ!これは意外!力強いタッチに今にも雷鳴が聞こえてきそうな…素晴らしいではないか!」 「…どうぞ私ではなく局長のお名前で出されて下さい」 「…し、しかしそれでは…イヤ、厚意有難く頂戴いたす…有難う、シスター・パウラ」
パウラが召喚した闇カード 『迅雷の魔王-スカル・デーモン-』
ペテロが生け贄となって 糸冬 了。
…ゴメン、遊戯王ネタ(笑)
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