|
2006/12/10(日)
カテリーナとトレス〜最終章〜
|
|
|
「剣、魔法、拳、車、歌、料理、ダンス、演技、ものまね、ゲルマニクス語…ああ疲れた」 「損害評価報告を、ミラノ公」 「肩揉んで」 「………」 「しかしアレですね、我々もかなり色々習得しましたね」 「肯定、卿は可及的速やかに療養する事を推奨する」 「そうね…」 「(゜д゜)!!」 「なんですその顔は、私だっていつも貴方を叱ってばかりではないのよ」 「では早速医師の手配を、」 「必要ないわ、横になるだけだから…手を貸して頂戴」 「了解した」 「…ごめんなさいね」 「何故謝る」 「貴方を巻き込んでしまうから」 「発言の意図が不明だ、体調の優れない者を介助するのは…」 「解らないなら良いわ」 「………」 「本音を言うとね、怖かったのよ」 「ミラノ公?」 「独りで逝くのが怖かった」 「………」 「貴方が傍に居てくれて嬉しいのよ?…有難う」 「…再入力を」 「一度しか言いません」 「再入力を、ミラノ公」
11番目のアビリティ『愛』取得
糸冬 了
「もう一度言って」と強請るトレス君が愛おしい… アビリティシリーズ全11話はこれにて終了ですが、いずれ形を変えてカテトレネタは出したいと思います
|
|
|