|
2006/10/17(火)
網膜剥離日記@
|
|
|
正しい病名は左眼球裂孔原性網膜剥離。網膜の一部に裂孔が出来、そこから裏側に眼球内の水分が流れ込んで剥離を起こすというシロモノ。 最近は10代後半から20代にも多く、中程度の近視や栄養障害も原因の一部なんだとか。
コトの発端は15日の昼間、急に目の前に黒いインクがぼたりと落ちてきて、徐々に糸状に伸びた。目を動かすとそれも一緒に付いて動くので、こりゃ「飛蚊症」だなと思いました。 そうこうしてたら視界がどんどん濁って、まるで水中で目を開けているみたいになって。夕方には目の前の物が見えにくくなって、その自覚症状から既に「やべぇ、網膜剥離だ」と気が付いたのだけれど、夜は取り敢えずお祈りして寝る(寝んな)
一夜明け、昨夜程ではないにしても治らなかったので、思い切って父に「左目が見えにくいので恐いんだよね」と打ち明けると真っ青になって病院へ連行され、様々な検査をした結果が上記の病名でした。 ところが一筋縄ではいかないのが化け物たる運命なのか、17日には病院で研修医を含めた医師数名が半笑いするようなミラクルが勃発するのです。
網膜が剥がれ低下または失われた視力は、黙って元に戻る事はありません。人間の網膜というのは自然治癒も再生もしないからです。 でもね〜最悪失明も覚悟した割には、我ながら超ポジティヴシンキングだったと思います。どうしたって逃げるワケにはいかないし、恐くて涙も出たけれど、私は耳も聞こえるし喋れるし歩けるし、何よりも考えるアタマがある。大事な大事な脳味噌。 今まで見て来たコトを無駄にしない自信もあったし、ならば私は例え視力を失っても何にも見えないワケじゃないんだと、そう考えたら一時の不安に流されて泣いてる場合じゃないなと気付き、ああ私ったらますますネ申に近付いちゃうわ!新世界のネ申よ!キラ様よ!と半ば恍惚としておりました(現実逃避)
検査はいたってスムーズで、念の為どのくらい視力が落ちているか視力検査もしたのですが、
先生 「元々の視力はどのくらい?」 私 「両目共0.6です」 先生 「今…両目共1.0だね」
増 え て るwwwww
何これ昨夜の涙と私の決心どうしてくれんのwww
続くwwwwww
|
|
|