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2006/01/07(土)
ディートリッヒとケンプファーN
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「イザーク、いる?留守中に宅急便預かってたから持ってきたよ…って何してるのさ」 「おや、人形使い…ノックをしろと何度言わせるんだね?去年からだよ?」 「ちょっと何、今何か後ろに隠したでしょ」 「…やれやれ、まだ作成途中なのだけれどね」 「…何コレ、トリブラかるた?」 「こっちが読み札、こっちが絵札。コレをこう、適当に並べて…読み上げた文章の頭文字が書かれている絵札を、枚数多く取った者が勝ちなんだ」 「へぇ、やってみたい。イザーク、読んでよ」 「構わんよ。では…"刹那に抱かれた鳶色の堕天使"」 「何そのV系によくある歌詞みたいな…しかも文面から察するに僕だよね?この絵は僕なの?僕こんな?僕の設定知ってる?君の思い描く天使の美貌がコレ?イザーク、画力なさ過ぎ」 「ダメ出ししろとは言ってないんだがね…次、"ミラノの女狐かわいいな"」 「そんなイメージ映像はトリブラには一個もないけどね」 「人形使い、札を取る際にはハイッって云うんだよ」 「はいはい」 「次、"勿体ないから舐めちゃった"」 「ナイトロード神父が皿まで舐めてる絵だね」 「"夏を待てない、女王の誘惑"」 「エステルはそんな子じゃないよ」 「"あなたはそこにいますか"」 「うん、それトリブラじゃないね」
なんとなくポイズンガールバンド的に 糸冬 了。
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