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2005/11/18(金)
ディートリッヒとケンプファーE
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「何してるのさ、イザーク」 「君か、人形使い。入る時はノックくらいしたまえ」 「したさ。気付かなかったのは君だよ?…何なの、この本の山は」 「新しい魔術-アルチ-でも開発しようかと思ってね」 「確かに毎回長ったらしいからね。もっと楽に出せるモノじゃなきゃ、唱えてるウチにグサリと殺られちゃうよ」 「余計なお世話だけどね…興味深い資料ばかりで、迷っているのさ」 「ふーん。あ、コレにしなよ、"昇龍拳"」 「残念だが私は武闘派ではないのでね」 「じゃあ"かめはめ波"」 「亀やサルに打てるモノを何故わざわざ私が」 「…文句多くない?こっちのコレなんかどう?」 「"霊丸"…"ローズ・ウィップ"」 「伊達にあの世は見てないさ的な台詞云わなきゃダメだよ」 「…人形使い、君面白がってないかね?」 「協力してあげてんのに。…ねぇ、君の"影"は次元のワームホールを開いてどーのって言ってたね」 「ああ、ただし条件が複雑でね。いつでも、というワケにはいかない」 「それだよ、イザーク!いつでもすぐに使えるようになればいい」 「ふむ…一理あるね」
一週間後
ケンプファー、腹部用脱着式四次元ポケット開発。
糸冬 了。
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