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2005/11/11(金)
ディートリッヒの正直しんどいA
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ゲスト:カテリーナ
「…で、どうやら此処で貴女が手料理振る舞ってくれる企画らしいんだけど」 「…何故私が呼ばれたのかしら」 「知らないよ。取り敢えずキッチン向こうみたいだよ」 「………」 「まぁ、僕としては世界で最も美しい枢機卿の手料理食べるだけでいいなら、こんな楽な仕事はないさ。ナイトロード神父みたいにあちこち連れ回されたんじゃ堪んないからね…どうしたの?」 「どうもしません。あちらでしたわね?」 「聖衣くらいは脱ぎなよ、袖が汚れ…その縦ロールも邪魔じゃない?ってねぇ、僕無視されんの嫌いなんだけど」
…ダン…ダンッ!…ガガッ、ゴリゴリゴリ、ガシャン!…ゾ、ゾゾゾ…ゴッ、ゴゴギグゲ
「ちょーっとちょっと!ミラノ公!?さっきから尋常じゃない音がしてるんだけど…貴女、料理した事あんの?」 「……ます」 「はい?」 「林檎なら剥けます」
「…ああ…もういいよ…僕がやるから…」
【カテリーナからのメール】 先日の件は一時休戦なだけですから誤解のない様に。
「…あの人お礼もないよ。ねぇ、あのさぁ、本当に僕にしんどい思いさせたいだけなんじゃないの?エステルをキャスティングしてよ。聞いてる?」
続 き ま す。
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