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2005/10/29(土)
ディートリッヒとケンプファーC
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塔-トゥルム-の一室。暗闇に光々と灯るTV(プラズマ)画面の前に座ったディート、背後から声を掛けるケンプファー。 「何を観ているのかね」 「イザークか…コレは中国や日本でいうチェスだよ」 「ほう…おや、彼は君の声に似ているね」 「どれ?シンイチロウ・イスミ…イザーク、僕はこんな優柔不断じゃあないよ。それならホラ、こっちの眼鏡はキミの声そっくりだ。陰険そうなトコまで似てる」 「…そんな事より人形使い、是非コレを君と聴きたくてね」 「あ、電源…ちょっとイザーク、キミいつも思うけど自分勝手過ぎやしないかい?何を聴けって…何コレ、CD?」 「氷の魔女の私物整理をしていたら出てきてね、何が入ってるのか興味ないかい?」 「イザーク、他人の私物を勝手に漁るのは犯罪だよ?」 「死人に口無しさ」
スピーカーの声 『あ、やぁ…っ、将臣…』 『藤也…もう我慢出来ないのか…?』
「……」 「…ねぇ、イザーク…僕の声に似ている気がするんだけど」 「…我が君の声もしたな…」
【在りし日のヘルガのブログより】 "今日買ったドラマCD、将臣×藤也なんだけどワタクシにしてみれば カ イ ン × デ ィ ー ト だったりするワケで(爆笑悲鳴)"
糸冬 了。
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