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2005/10/28(金)
ディートリッヒとケンプファーB
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塔-トゥルム-の一室。暗闇に光々と浮かぶTV(16インチ)画面に向かうケンプファーの背後から近づくディート。 「…君か、人形使い」 「何やってるのさ、イザーク」 「いやなに、女王陛下たる者の資質の研究をね」 「…こんなゲームから何をどうするのさ」 「まぁ見たまえ、このクラヴィスとやらは私に似ていないかね?」 「髪が黒くて長いだけじゃないか」 「…ところで君は何をしに来たのかね」 「DVD観ようよ、コレ」 「あ、セーブを…どうして君は勝手に」 「いいからホラ、こんな船欲しくない?」 「ふむ…おや、彼は君の声に似ているね」 「どれ?シン・アスカ…イザーク、ボクはこんな生意気じゃあ」 「シッ、静かに…今、我が君の声も聞こえたんだが」 「ハハ、まさか」 「いや、確かに…」
TV画面『ステラァ!』
「………」 「………」
糸冬 了。
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