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2005/06/22(水)
約束を果たしに
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そう、あれは去年の10月、確か教育実習中の最後の研修授業だったと思う。 道徳の、「生命尊重」っていう価値についての授業。道徳は授業の最初か最後に、導入もしくはまとめってことで教師の講話(体験談など)を入れることになってるんだけど、使用したテキストが飼っていたペットが死ぬっていうお話だったから、愛犬コロの話をしようかなって最初は思ってたんだよね。 けど、教頭に指導案を見せて相談したところ、テキストもペットで講話もペットの話だと、「動物愛護」っていう道徳の別の価値との境がわからなくなると言われて、じゃあどうしましょうか?ってなってたら、 「君のお腹にいる赤ちゃんのことを話せばいいじゃないか。生命尊重は死だけじゃなく、誕生や成長からも教えられるよ」 と言われたんですよ。 あたしは「学生のくせに子持ちで、しかも二人目妊娠中?そんな教育実習生なんか受け入れて、けしからん!」という保護者の反応を想像して、子どもたちに妊婦ってことを隠していたんだけど 「クレームが来たらその時だ!せっかく生きる教材があるのに利用しない手はないだろう」 との教頭の言葉に背中を押され、講話でエコー写真を見せてお腹に赤ちゃんがいること、そして、親にとって子どもの命がどれだけ大切かを語ったんだよね。 子どもたちはそれはもう真剣に聞いてくれて、「赤ちゃんが生まれたら絶対見せに来てください!」とか言っててコレ大ー成ー功?とか思ってたわけ。 で、ミキも「うんうん。絶対子ども連れて遊びに来るから!!!」なんて軽はずみに約束したんですよ・・。
で。いざ、産後1ヶ月経って、小学校に行かなきゃってのが、超〜〜〜気が重くて、ずるずる引き延ばしてたんですよ。 みんなのアイドル(?)ミキ先生だったのに一周りも二周りも太ってさー、しかも子ども二人連れてって恥ずかしすぎだし、当時まだ小2だったみんなが覚えてくれてんのかなーって。 けど、「やっぱ先生約束守んなかったじゃん。大人はみんな嘘つきだ!」とも思われたくなくて。
で。明日広島に帰るので、今日とうとう勇気を出して行って来ましたよ!!
担任のオサフィーとアポ取り、ドッキリカメラで昼休み狙って襲撃。担任オサフィーが「三年生のみなさん、至急職員室に集合してください」なんて校内放送を流して、懐かしい顔が一気に集まった。あーみんなだー!おっきくなってるー! 心配とは裏腹に、みんなすごく驚き&喜んでくれて、凛や桜にすごい興味もってくれてさ。桜は元気すぎる小学生たちに触られまくりで固まって話さないし、凛は全身いじられまくってんのに一瞬たりとも目を開けず就寝態勢キープってたけど、あー来て良かったなーって思った。 「早く先生になってここに戻って来てよー!」「いつ先生になるの?」なんて痛い質問もあったけど・・。教師になる気は最初からなく、教員免許が欲しいだけだったなんて口が裂けても言えませんでした・・。
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