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2004/04/29(木)
４・２９
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今日で付き合って３年。
桜をダンナの実家に預けて、夜二人でキャシャーンを観に行く約束だったんだけど、ダンナがめんどくさがり始めて土曜に行くことになった。
別にそれはいいんだけど。
なんだかダンナがぶつくさキレ出して、ダンナの言った「どうせ付き合いはじめた頃はわしとすぐ別れるつもりだったんだろ？だったら付き合った記念日なんか意味ないじゃろーが」
に、すごい腹が立った。
そうだよ。あんたと本気で付き合う気なんかなかった。あんたよりも好きな人がいたから。でもそれを承知であたしの領域に踏み込んで来たんでしょ？その時期にあんたが傷ついた分の仕返しなら、もう十分すぎるぐらい受けてる。
喧嘩になったらめんどくさい。もう痛い思いはしたくない。言いたいことを全部飲み込んで、あたしがやっと言えたのは、
「自分一人だけが傷ついたような顔しないで」
だった。
結局ダンナはすぐに寝てしまって、桜も寝て、
あたしは眠れなかった。
別に映画が観たかったわけじゃない。
ただ、もう一度ダンナのことを好きになるチャンスが欲しくて、
３年目の記念日を機に、二人になれたら何かが変わるかなって、
無理にはしゃいで予定を立てたりしてたんだ。
このまま行ったら、きっとあたしは「好きな人」を外で見つけてしまう。
そしてダンナと一緒にいる意味がまた減ってしまう。
綱渡りの綱はもうどんどん細くなってる。
あたしの大事な桜の、父親。
もうそれだけになってるのかもしんない。
怒鳴らずに最後まで話を聞いてもらったり、
何か一言でも、ねぎらいの言葉をもらったり、
そんな小さなことでいいのに。それだけあったらあたしの中で勝手に増やすのになあ。
前向きになるきっかけすらくれないの？
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